【現役ドラフト】日本ハムから巨人移籍、田中瑛斗という男 新庄マジックで花開いた一人
NPBの第3回「現役ドラフト」が9日、オンライン(非公開)で実施され、日本ハムの田中瑛斗投手(25)が巨人に移籍することが決まった。 【現役ドラフト】移籍選手一覧 田中瑛は身長184センチの本格派右腕。高卒7年目の今季は1軍3登板で防御率11・25とふるわなかったが、ファームでは29試合に投げ5勝2敗、防御率2・35と安定した力を発揮していた。 新庄監督に見出された1人だ。入団から21年までは2軍で0勝16敗。育成契約となった22年もリーグ最多タイ6敗(2勝)を喫していたが、7月1日に支配下契約を勝ち取った。新庄剛志監督が「スター候補の一人」と目をつけ、同7日の敵地・ロッテ戦で先発に大抜てき。そのマウンドで6回1失点と好投し、プロ初先発で初勝利を手にした。 1999年生まれで、日本ハムでは清宮幸太郎内野手、北山亘基投手らと同学年。「美声」の持ち主でもある。11月30日のファンフェスティバルでは「歌ウマ王は俺だ! カラオケ対決」のコーナーで人気バスケ漫画「スラムダンク」の主人公・桜木花道に扮(ふん)し、WANDSの「世界が終るまでは…」を熱唱。その後も清宮を中心としたグループ「清宮フレンズ」の一員として、ギャル風メイクでキレキレのダンスを披露し、ファンを盛り上げていた。明るいキャラクターでも愛された男が新天地で再スタートする。 ◇田中 瑛斗(たなか・えいと)1999年7月13日、大分・中津市生まれ。25歳。小楠小2年で野球を始め、中津中では軟式野球部で主に遊撃手。柳ケ浦では2年秋からエース。17年ドラフト3位で日本ハム入団。184センチ、84キロ。右投左打。家族は両親と姉、兄。年俸750万円。
報知新聞社