キッチンで後悔していること5つ。ハウスメーカーの家に住んで5年、今思う正解は?
レンジフードは掃除がラクなホーロー製にすればよかった
レンジフードも標準仕様のものをつけました。そのため、ホーローが強みのキッチンのはずが、レンジフードの内部はホーローではないものになりました。かろうじて整流板(レンジフードの真下にある金属製の板)のみホーローです。しかし汚れるのは内部! レンジフードは、頻繁に掃除しない場所ですが、いざ掃除するとなると、とても大変! 取り外して汚れを落として、乾かして取りつけ。1回の掃除に半日くらいかかってしまうので、ストレスに。 メーカーのホームページを見ると、整流板のほかに「グリスフィルター」「オイル受け」「シャットアウトパネル」「シロッコファン」がホーローでできたものがあります。 グリスフィルター、オイル受けは食洗機にもかけられる、シロッコファン、シャットアウトパネルは水ぶきできれいになるという製品。これなら簡単に油汚れが落とせそうです。 筆者宅のレンジフードは、内部がステンレス製なので、こびりついた油汚れは、ぬるま湯でつけ置きしないと落とせません。今でも内部までホーロー製のレンジフードに、とても憧れます。
コンセントの場所と数を失敗。足りなくて使いにくい
キッチンのコンセントは、カップボート側の壁に1か所(4口)あるのみ。キッチン側にはありません。 4口のうち2口は電子レンジと炊飯器に使っています。ですから残りは2口。その2口のコンセントも、電子レンジで隠れてしまっている状態。使いやすいよう、延長コードでタコ足配線にしています。 調理にはブレンダー、ミキサーなどを使う場面も多々あります。しかし、この延長コードのある場所でしか、調理家電を使えないことが、これまた不便! 対面キッチン側のシンクとコンロの間あたりに、コンセントがあったら便利だったのに。そう思うことが多々あります。また、新しく調理家電を購入しようと思っても、コンセントの口数を気にして、買うことをためらってしまいます。
食洗機はフロントオープンにしていればよかった
筆者が家づくりをしていた頃、フロントオープンの食洗機(扉を90度にあけてカゴを引き出して使用する。周りが囲われていないため、食器をどこからでも入れられる)というものは、ほとんど目にしませんでした。それに、ハウスメーカー標準仕様のなかもありませんでした。 最近はSNSなどで、大容量のフロントオープン型食洗機を採用した方をよく見かけます。3食×4人分の食器と、フライパンや鍋が入るほどの大容量。これを採用していれば、ほぼ手洗いしないでいい日々を送れたと思います。 筆者宅の食洗機は浅型なので、1食分×4人分プラスαがギリギリ入るかという容量。調理器具はほぼ手洗いですし、食洗機に入らないものは当然手洗いに。 手洗いのせいで、冬になると手荒れもします。食洗機がなかった時代と比べればマシですが、ほぼ手洗いしない生活をしてみたいものです。
まったく使わないキッチンの勝手口は要らなかった
キッチンの奥につけた勝手口は、5年経過した現在もほとんど使われていません。使われていないから、勝手口前に観葉植物を置いても困らなかったくらいです。 庭に面した場所なので、ゴミ捨てのために勝手口をあけるということもないのです。勝手口そのものは標準仕様でしたが、外の段差をつくる基礎工事は、オプション扱いだったので、つくらなければ減額できた可能性はあります。 強いてメリットをあげるなら、勝手口は南側についているため、日光が入ってキッチンが明るくなることでしょうか。出入りをしないのならこの場所は、窓をつければよかったのかもしれません。
髙宮樹莉