注目の“去就”は…?いまだ所属なしの大物(4)メジャー再契約か、日本球界か。
2024年オフのストーブリーグは、フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也、石川柊太、九里亜蓮、茂木栄五郎がそれぞれ国内他球団でのプレーを決断。大きな盛り上がりを見せている。その一方で、去就が決まっていない大物選手もまだまだ存在する。そこで今回は、今後も動向が注視されている去就未定の大物選手を紹介したい。
藤浪晋太郎
・投打:右投右打 ・身長/体重:197cm/98kg ・生年月日:1994年4月12日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2012年ドラフト1位 今オフ、ニューヨーク・メッツからフリーエージェント(FA)となっている藤浪晋太郎。メジャー球団との契約を勝ち取るのか、NPBに復帰するのか、動向が注視されている。 大阪桐蔭高ではエースとしてチームを牽引し、3年時には甲子園春夏連覇を達成。2012年ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、高卒1年目から24試合に登板し10勝をマーク。 翌2014年にも2桁勝利(11勝)を挙げると、2015年には28試合登板、14勝7敗、221奪三振、防御率2.40の活躍で最多奪三振のタイトルを獲得。阪神のエースとしてキャリアを築いていくかに思われた。 しかし、その後は制球難に苦しみ、低迷したシーズンが続いた。2022年は16試合の登板で3勝5敗、防御率3.38に終わったが、同年オフにポスティングを申請。オークランド・アスレチックスへの移籍が決定した。 アスレチックスでは制球難に苦しんだ藤浪。しかし、シーズン途中に交換トレードでボルチモア・オリオールズへ移籍後は、リリーフとして存在感を示した。 同年は2球団で計64試合に登板し、7勝8敗5ホールド、防御率7.18の成績。オフにFAとなり、今季からはニューヨーク・メッツに在籍したが、右肩の故障もあってメジャーで登板はなくシーズンを終えた。 今オフにはプエルトリコのウィンターリーグに参加するなど、アピールを見せているが、現時点では去就が未定となっている。
ベースボールチャンネル編集部