【陸上】インゲブリグトセン兄弟の父・ジェルト氏に出廷命令 子どもへの虐待について
男子中長距離の五輪・世界選手権金メダリスト・ヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)の父であり元コーチのジェルト・インゲブリグトセン氏が、ヤコブらへの虐待のため、来年、裁判所への出廷を命じられていると海外メディアで報じられている。 世界選手権5000m金のヤコブ・インゲブリグトセンが兄とともに父・ジェルト氏の暴力を告発 インゲブリグトセン一家はジェルト氏の下に7人の子どもがおり、次男のヘンリクは12年ロンドン五輪1500m5位、三男のヘンリクは17年ロンドン世界選手権1500m銅メダルの実績を持つ。昨年からヘンリク、フィリップとヤコブは父による暴力を含む身体的・精神的虐待を告発していたが、ジェルト氏はこれを否定していた。 虐待については警察は証言をすでに集めており、検察から来年の出廷を求められているが、ジェルト氏の代理人はこれをしりぞける声明を出しているという。 なお、ノルウェー陸連とノルウェー五輪委員会はジェルト氏について不適切とし、昨年のブダペスト世界選手権や今年のパリ五輪への参加を認めなかった。
月陸編集部