「日本の屋根は空いている」小池都知事が定例会見5月27日(本文3完)
東京都の小池百合子知事は27日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年5月27日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年5月27日) ◇ ◇
太陽光パネル設置義務化の意義は
TBSテレビ:よろしくお願いします。知事、HTTのお話あったと思うんですけれども、太陽光パネルを新築の一戸建てを含めて設置を義務化するという条例について幾つか、3点お伺いします。まず、あらためてになりますけれども、この中間のまとめが出たことについての知事の受け止めを聞かせてください。そして義務化する意義についてをお聞かせいただきたいのと、なぜこのタイミングでこの条例を改正して取り組むのかという、その理由についてお願いいたします。 小池:中間のまとめについてそれぞれ有識者の委員の先生方にご議論をいただきました。さまざまな観点から、今日ご説明したような中身でございますけれども、全ての、日の当たらないようなところまで義務化するのかとか、いろいろ正しく伝わっていないところがあるかと思います。今日、私がお伝えしたとおりでありまして、全てがという、EUはこれから全てにって言っているんですが、これがEU指令になるんでしょうか。それぞれ地域によって違うでしょうし、これからEUのほうの動きなども参考にしたいし、それからカリフォルニアとか、さまざまなところですでに義務化しているところが、地域がございます。
環境相時代から考えていた
そういったことも参考にしながら、太陽光発電ということについて、中間の中では情報発信をしっかりしてね、といったようなご意見をいただいたところであります。これからもしっかり、皆さんが、さっき私が申し上げましたように、皆さんが車の燃費についての、なんて言うんでしょうかね、感覚と同様に、家の維持のランニングコストを考えるというのも家計そのものですから、ですから最初の投資の部分が回収をされ、かつそのあとが防災、いざといったときにはわが家で使えるといったようなプラス面、これらを踏まえて進めていきたいと思っております。 これについてはかねてから考えておりました。むしろ環境大臣のころからと言ったほうがいいでしょうか。例えば、あと農業用のビニールハウスですね。これらについても、あれ、重油を使ったりしてるんですが、これについての蓄電の補助も出すようには都でもしておりますけれども、むしろ広い場所にこのビニールハウスがあるケースが多いわけですから、そこに太陽光発電を設けて蓄電することによって、石油製品でない農産品ができるのではないか、このように考えてまいりました。いろいろと太陽光パネルも、この間も進化をしてきております。これらを有効に活用する。 先日もありました、アブダビですけれども、アブダビで資源が有り余って、それを世界に売っている、その資源国の、有数な資源国であるUAE、アラブ首長国連邦の、あれはドバイのほうかな。首都はアブダビですね。そちらのほうで、こちらは砂漠に東京ドーム17個分の太陽光発電をこれからつくるんですね。彼らは、自分たちが持てる化石燃料である石油を使い果たしたあとは、どうやって動かすんだという話まで考えているんですね。その中の有力なツールとしての太陽光発電。 今後、いろんなイノベーションが起こりますので、洋上風力など、地域地域にふさわしい形ができるかと思いますが、太陽光発電というのはこの東京において、かつメガソーラーのような形で、東京の場所は、ほぼありませんので、であるならば昔、有名な女優さんも言ってました、日本の屋根は空いていると。その意味では、この太陽光発電というのを進めていく。ましてやロシアのウクライナ侵攻があって、非常にエネルギーの確保が脆弱、不安定という中でのHTTのT、創るにふさわしいところではないかというふうに考えております。