ウルグアイサッカー協会会長が自国選手の行動を擁護「本能的で自然な反応」コパ・アメリカ準決勝の試合後に大騒動
ウルグアイサッカー協会(AUF)の会長を務めるイグナシオ・アロンソ氏が、コパ・アメリカ準決勝、ウルグアイ vs コロンビアの試合後に起きた騒動について言及し、ウルグアイの選手の行動を擁護した。アメリカ『ESPN』が伝えている。 【動画|ハイライト】ウルグアイ vs コロンビア 準決勝 CONMEBOL コパ・アメリカ 現地時間7月10日、コパ・アメリカ準決勝のウルグアイ vs コロンビアの一戦が行われた。試合は、ジェフェルソン・レルマの39分の得点を守り切ったコロンビアが0-1で勝利し、決勝進出を決めている。 この試合のホイッスルが鳴った後、騒動は起きた。センターサークル付近でウルグアイ代表とコロンビア代表の選手同士のもみ合いが起こると、観客席にも波及し、両国のサポーターの衝突にまで発展。さらには、ウルグアイ代表選手の家族や友人をも巻き込む事態にまで広がり、選手自らが観客席へ乗り込むという大混乱に陥った。 ダルウィン・ヌニェスやホセ・マリア・ヒメネスら一部のウルグアイ代表選手は、この騒動から家族を守るためにスタンドへ行き、コロンビア代表サポーターと対峙する映像が残されている。この一件を受けて、I・アロンソ会長は「ウルグアイの選手は、攻撃を受けた子供たち、奥さん、両親、兄弟を守るために、本能的で自然な反応を示した」と語り、騒動に関わった選手を擁護している。 「起きている出来事を考えれば、理にかなった自然な反応だ。我々はボックスの中にいて、攻撃を受けた。何人かの子供たちを守り、怖がり、危機に陥っている子供の開放に動いた」 「皆さんは不便さを目にしたと思うが、状況は解決することができた。現在は(スタジアム内のカメラの)画像を分析中だ。今のところ、困っている人はいない。パニック発作を起こした人たちには支援を提供し、これから状態を確認する予定だ」 騒動の発端は伝えられていないものの、ヒメネスは「酒に酔ったわずか2、3人の騒動が、大きな事件に発展した」と語っており、南米サッカー連盟は即座に事件の調査に動くようだ。現地映像には、ヌニェスらウルグアイ代表選手が、暴力行為を働く映像も残されており、何らかの処分を受けることは免れないだろう。一方、両国サポーターがスタジアム内で混在するなど、運営やセキュリティ面で問題があったことも明らかで、事件の究明が急がれる。
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