サッカーU-23日本代表、U-23スペイン戦予想スタメン全選手紹介。強豪に挑むのは?【パリ五輪】
SB:大畑歩夢 生年月日:2001年4月27日(23歳) 所属クラブ:浦和レッズ 2024リーグ戦成績:15試合0得点 今大会のU-23日本代表において、左サイドバックを本職としている選手は大畑歩夢のみだ。その希少性も相まって大畑の存在は重要である。 24日に行われたU-23パラグアイ代表戦で、ファーストゴールを決めた斉藤光毅へアシストをしたのは左サイドを駆け上がった大畑だった。このシーンの前には重要なシュートブロックも見せており、同選手は文字通り攻守にわたってチームに貢献している。 U-23スペイン代表戦では、左サイドのスペシャリストに多くのタスクが課せられるだろう。流動的にポジションを入れ替える選手の対応や、上がって来るサイドバックの裏を狙う動きなどがそれにあたる。いずれにしても高いインテンシティとテクニックが要求されるが、ここまでの大畑の働きを考えると、互角以上にやり合えるはずだ。
MF:藤田譲瑠チマ 生年月日:2002年2月16日(22歳) 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:25試合1得点 U-23日本代表のキャプテンに対し、「チームの心臓」というフレーズを使って異論のある人はもはや少数派だろう。中盤の底から攻守にタクトを振る藤田譲瑠チマは、存在そのものが試合を分けている。 事実、膠着状態だった7月30日のU-23イスラエル代表戦では、藤田がピッチに立ったあとに日本の決勝点が生まれている。後半アディショナルタイム、藤田が右サイドを走る佐藤恵允にボールを供給し、そこから佐藤が中へ折り返す。それに細谷真大が右足で合わせ、ネットを揺らした。 さらに藤田は守備面でも要所要所で輝きを放ち、危機的状況を未然に防ぐ立ち回りを見せている。データサイト『FotMob』が示すところによると、藤田は「90分あたりのインターセプト数」でチーム内2位、「90分あたりのタックル成功数」では3位に位置している。ポゼッションからの攻撃展開が大きな武器のU-23スペイン代表にとって、藤田は最大の脅威になるだろう。