午後は天気急変 ゲリラ雷雨や突風に注意 40℃に迫る危険な暑さ 熱中症に厳重警戒
山・海・川 天気急変に注意
暑いと水辺が恋しくなりますが、水の事故が増えています。「山の雷、川の増水」といわれるように、山で雷雨があると、下流の川は晴れていても急に増水することがあるため注意が必要です。 山では雷雨の危険があるため、事前に気象情報を確認のうえ、山に入るか慎重に判断をして下さい。 万が一に備えて、避難できる山小屋の位置なども事前に把握しておきましょう。 海でも落雷は感電の恐れが高く、非常に危険です。 少しでも雷の音がしたら、すぐに海から上がって車や頑丈な建物に避難しましょう。 川では、晴れていても上流部の大雨で水位が急に高くなることがあります。 中州には入らず、テントを張る際は川から十分に距離をとりましょう。 最新の雨雲レーダーを確認して、上流部も含めた実況や今後の予想を確認しましょう。
ゲリラ雷雨 街中の危険箇所
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。 ①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。 ②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。 ③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。
日本気象協会 本社 福冨 里香