がん・脳卒中・動脈硬化の予防にも 健康長寿に詳しい院長が解説する「奇跡の食材」
■ジンギスカンで風邪知らずか
また、タンパク質を補給して、筋力を維持することも大切。牛や豚などの定番もよいが、この秋は、あえて羊肉を食べてほしい。 「羊肉に含まれるアミノ酸の一種・L-カルニチンに、体の代謝を促す効果があります。代謝が上がると、体温も上がるので、体の冷えを防ぐのにうってつけ。寒い季節の風邪予防に、ジンギスカンなどで羊肉を食べて温まりましょう」(同)
■卵の食べ過ぎもOK我慢しないでいい
さて、食の研究は日進月歩。以前は食べてはいけなかったものが、実は、健康によかったというケースもある。その代表格が卵だ。 「かつては、食べ過ぎるとコレステロールの過剰摂取で健康に悪いとされていましたが、よっぽどの量を食べない限り、健康には影響がないことが判明。逆に、卵に含まれる卵黄レシチンが、認知症予防に役立つといわれています」(同) そして、意外なことに、ジャンクフードのポップコーンやピザも、食べ方のポイントを押さえれば、健康によいという。 「トウモロコシが原料のポップコーンは、実は、食物繊維やタンパク質が豊富で、抗酸化作用のあるポリフェノールなども含んでいます。キャラメルなど、ハイカロリーな味つけをせず、塩だけのプレーンを食べれば健康的で、一時期は、ポップコーンを中心に食べるダイエットも人気でした」(前出の管理栄養士) つまり、味つけやトッピングに注意すればよいのだ。それは、ピザも同じで、 「生地を薄めのクリスピータイプにすると、カロリーを減らせます。トッピングは、トマトソースと野菜をメインにしてビタミンなどの栄養を補給。そこに、チーズのタンパク質を加えれば、理想の栄養食になります」(前同) 医食同源を心がけて、健康長寿を手に入れよう!
ピンズバNEWS編集部