ガザ地区の難民テント村爆撃 死傷者は100人を超える
ガザ、パレスチナ自治区、9月11日 (AP) ― イスラエル軍は9月10日、パレスチナ自治区ガザ南部の域内難民が密集したテント村を爆撃、少なくとも40人が死亡、60人が重軽傷を負った。ガザ当局が明らかにした。 イスラエルは"重要な"ハマス過激派を攻撃したと主張しているが、ガザ地区を実効支配するイスラム武装組織ハマスは否定している。 現場は、海岸沿いのムワシ地区にイスラエルが指定した「人道エリア」で、戦争を逃れた数十万人の域内難民のテントが密集していた。 ガザ地区の民間防衛隊は、複数の初期発見者が爆撃現場から40遺体を収容したが、生存者の捜索と救出は難航しているという。 AP通信のカメラマンは、爆撃現場で3カ所の大きなクレーターを目撃しており、大勢の初期発見者や避難民が、携帯電話の明かりを頼りに、園芸用具や素手で砂やがれきをかき分けて、生存者を捜索、犠牲者の遺体を収容していたという。 イスラエルは現在、ガザ地区の90%に相当する住民に対して避難命令を出しており、数十万人がムワシ地区に押し寄せていた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)