仁川空港出国エリアに無断進入した日本人女性、保安検査員を暴行後出国
仁川(インチョン)国際空港出国エリアに無断で進入した日本人女性が、これを阻止しようとする保安検査員を殴って警察に捕まった。 仁川空港警察団は航空保安法違反容疑で日本国籍20代女性Aを書類送検したと4日、明らかにした。Aは1日午後1時38分ごろ、仁川空港第1旅客ターミナル出国エリアで保安検査員の40代女性Bさんを暴行した容疑が持たれている。 空港で保安検査員を暴行あるいは業務妨害などの行為に及ぶ場合、航空保安法に基づき5年以下の懲役または5000万ウォン以下(約553万円)の罰金に処することができる。 Aは出国エリア入口の端末に自分のパスポートを認識させないで無断進入を試みている間、これを阻止しようとするBさんの腕を振り切って手でBさんの顔を殴ったことが分かった。 Aには飲酒や薬物使用などの情況は見つからなかった。暴行を受けたBさんは現在病院で治療を受けて安静にしているという。 警察関係者は「Aは犯行当日に警察調査を受け、翌日日本に出国した」と話した。 一部からは外国人の航空保安法違反行為に政府が積極的に対処すべきだという声が上がっている。 保安検索統合労働組合関係者はニューシスに対して「警察が空港保安検査員を暴行した外国人は立件後に出国させ、事実上、追加捜査はしない状況」としながら「保安検査員の安全のためにも政府が格別の対策を出すべき」と話した。