人質解放のために停戦を訴える イスラエル各地で大規模デモ
テルアビブ、イスラエル、9月2日 (AP) ― パレスチナ自治区ガザの最南部ラファの地下トンネルからイスラエル人の人質6人の遺体が発見されたことを受けて、数万人のイスラエル市民が9月1日、テルアビブ市内の主要道路を埋め尽くして、悲しみと怒りを爆発させた。 抗議の市民は、残りの捕虜を早期に帰還させるための停戦協定を結ぶよう、ネタニヤフ首相にこれまでで最も強く訴えた。 ガザ地区を実効支配するイスラム武装組織ハマスとの停戦交渉は4カ月に及んでおり、ほぼ11カ月にわたる戦争で停戦に合意できなかったことで、ネタニヤフ首相の責任を追及。 イスラエル軍は残る人質の救出は難しく、交渉以外に解放の方法はないと述べた。 イスラエル最大の労働組合は、政府に圧力をかけるべく2日にゼネストを呼び掛けている。 ストライキは、銀行、医療、主要空港など経済の主要部門を混乱させると予想されており、昨年10月7日のハマスの奇襲攻撃以降初めてのゼネストとなる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)