那須川天心、武居由樹の「フラれた」発言に「フッてもないし、告ってもない。恋愛に慣れてないじゃん」
プロボクシングのWBOアジア・パシフィック(AP)バンタム級王者の那須川天心(26)=帝拳=が、アスリートらによる社会貢献活動を表彰する「HEROs AWARD」を受賞し、16日に東京・港区のグランドハイアット東京で行われた表彰式に出席。表彰式後に報道陣の取材に応じた。 【写真】対戦を熱望していた那須川天心に「フラれたんだろうな」と肩落とす武居由樹 同じ元キックボクサーの那須川へ対戦のラブコールを送り続けているWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=が、5日に大橋ジムで行われた公開練習時に「なんとなくフラれたんだろうなっていう感じなんで、ちょっとがっかりだな。待ってるのもいいんですけど、じゃあお前もう1本(世界王座ベルトを)持ってこいよ」と那須川との早期の対戦を断られたことを示唆し、那須川に他団体のバンタム級世界王座奪取を要求した。 それについて那須川は「フッてもないし、告ってもないんですよ」と恋愛に例えて返答。「時間をかけてやるよって言ってますから。そんなに一方的に『フラれた』とか言われても。恋愛に慣れてないじゃん。駆け引きだったり、『本当に好きなのかな』とか、『好きじゃないのかな』とか、そういうところをしっかりと格闘技、ボクシングと同じように、ジャブを突き合ってほしい。いきなりストレートは当たんないよ」と笑いながら話した。 統一戦での対戦を要求されたことについては「もちろんそれはあります。いずれか、運命だったら絶対にやりますから。『やりたい、やりたい』って言ってもそんなにすぐに決まるものでもない」と武居を制した。 那須川は10月14日に東京・有明アリーナで、WBOAP同級王座決定戦を闘い、WBOAP2位だったジェルウィン・アシロ(23)=フィリピン=に3-0の10回判定勝ち。ボクシング5戦目で初のタイトルを獲得した。次戦は来年2月下旬で、次は6月に試合を計画しており、順調なら来秋の8戦目で世界初挑戦が予定されている。 プロ戦績は那須川が5戦5勝(2KO)、武居が10戦10勝(8KO)、アシロが10戦9勝(4KO)1敗。(尾﨑陽介)