球団に”怒り”も…契約更改で不満を見せた歴代選手(3)「誠意は言葉ではなく…」
オフシーズンとなった2024年のプロ野球。現在は契約更改に突入し、各選手が続々と来季契約を締結している。近年の契約更改では大きな問題もほとんどなくなったが、かつては球団側の提示額に納得できず、記者会見で怒りを露わにする選手も珍しくなかった。ここでは、契約更改で不満を見せた歴代選手を紹介したい。
福留孝介
出身:鹿児島県 投打:右投左打 身長/体重:182cm/90kg 生年月日:1977年4月26日 ドラフト:1998年ドラフト1位 日米で実績を残した福留孝介は、契約更改後の会見で怒りを前面に出したことが話題になった。 PL学園高時代に高校生離れした打撃を披露し、近鉄バファローズからドラフト1位指名を受けるも入団拒否。日本生命を経て中日ドラゴンズに入団すると、入団4年目となる2002年に打率.343で首位打者を獲得。 その後も中日の主軸打者として活躍を続け、リーグ優勝を果たした2006年は打率.351・31本塁打・104打点と圧巻の数字を残した。 シーズンMVPを獲得したこともあり、大幅昇給が見込まれていたが、球団からの提示額には納得いかず保留。「誠意は言葉ではなく金額」という言葉を残したほどだ。 なお、最終的には最初の提示額からは微増で決着している。
ベースボールチャンネル編集部