喘息持ちの虚弱体質が「ひと冬で10kg増」に成功!元ガリガリのアメフト選手の肉体改造術
男性ホルモンの減少を防ぐ下半身集中トレーニング
――その後、ボディビルの道へ進んだんですか? 少し後になりますが体を鍛えることにどんどんのめり込み、36歳から断続的にボディビルの大会に出るようになりました。登竜門と言われる東京オープンボディビル選手権(現東京ノービスボディビル選手権)では4回の入賞経験があります。 ――現在はどんなトレーニングを行っているんですか? ジムでトレーニングするのは週に4回くらいで、2時間はジムにいますね。もっとやりたいんですが、自営業だとなかなか難しいのが現状で。 メニューは年齢的にも下半身のメニューが中心です。 ――なぜ下半身中心なんでしょう。 50歳手前の男性は男性ホルモンが減る年齢なんですよ。男性ホルモンはやる気の源だし、メンタルを保つのにも重要です。減ると性欲が落ちたり、自信を失くしやすくなったりする。 大きな筋肉を鍛えることでホルモン分泌が促されるため、僕はスクワットを中心にトレーニングしてますね。これが最も男性ホルモンの量が上がる気がします。 スクワットは嫌いなんですけど、目指すのは『ドラゴンボール』の亀仙人。スケベだけどやるときはやるマッチョのおじいさんなので(笑)。 ――肉体改造がうまくいかない人へアドバイスは? まず、トレーニングメニューをコロコロ変える人はうまく行かない人が多いように思います。 成功してる人も失敗してる人も、やってるトレーニングメニューはほとんど変わらない。要はどこまで追い込んだかということなんです。いろいろと手を出すのではなく、決めたことを変化がやるまでやり込む。 体が変わってる人は、それをやってるだけだと思います。一発入魂です(笑)。 ◇ 30年以上のトレーニング歴をいかし、現在は肉体改造を指導する側にまわった佐藤トレーナーによるアドバイス。もし年齢的な問題を感じる人は男性ホルモンを増やすべく、まずは下半身のトレーニングに集中してみてはいかがだろう。 ぎぎまき=取材・文
OCEANS編集部