「未来医療」の産業化拠点 Nakanoshima Qrossが完成、現地で内覧会
◇治療できなかった人を治せる医療展開、産業化の実現を
内覧会に先立つ説明会では、Nakanoshima Qrossでオープンイノベーションの中核を担う施設「三井リンクラボ中之島」を開設する「ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン:LINK-J」の三枝寛常務理事と、未来医療推進機構の澤芳樹理事長(大阪大学大学院医学系研究科名誉教授)が登壇。澤理事長は「かつて大阪大学医学部があった歴史のある中之島で構想から7年、Nakanoshima Qrossをオープンできたことをうれしく思っています。医学研究の社会実装を進め、ヘルスケアビジネスを普遍化し、グローバルに展開していきます。その中でアントレプレナーシップ教育にも力を入れていきます。一つ屋根の下に病院も入っており、R&Dから臨床応用の迅速化を進められる環境を整えることができました。産官学の共創からオープンイノベーションを推進していきます。今までは治療できなかった人を治すことのできる医療を展開すると共に、その産業化も実現していきたいと考えています」と述べた。
メディカルノート