【知らなかった】秋のイカがいっぱいいる理由とは?釣れやすい時間もある!?
エギング入門にも最適な秋。そこにはどんなロジックがあるのか?イカ釣りレジェンドにして”塾長”の愛称でも知られる米田浩久さんの理論を紹介しよう。 【画像】「イカイカイカ…」海面とんでもない数のイカが…!
変化する行動パターンにマッチした釣法で釣果アップを目指せ!
春に生まれた子イカたちは温暖な夏秋を過ごし成長。そして、冬を越え春になると産卵を迎える。全国各地で季節の進行度合いの違いや、近年は様々な環境的な影響もあり、少しバラつきが出てきているものの、アオリイカは1年(1シーズン)で世代が変わる〝年魚〟という認識が一般的だ。 そんなアオリイカの秋の行動パターンは、遊泳力が高くなりエサを取るために行動範囲を広くしていくため、数釣りがしやすくなる季節とされている。つまり、ビギナーが挑戦するタイミングとしても最適な季節ということになるのだ。
12~20cmサイズが回遊をはじめる1つの目安。回遊しやすいタイミングは暗くなる夕方から
生まれて間もない小さなアオリイカは、青物などの魚食性の強い魚に狙われやすく、岩礁帯など物陰に隠れ、群れで行動している。 成長に伴い泳ぐ力をつけ、12cm前後を超える大きさになると、より多くのエサを求めだし海中を流れる潮にのって移動することが多くなる。より広い範囲を行動し、エサを採る行動も活発になることから秋に釣果が増えるといった理由につながる。 広範囲で活動できるようになっても、やはり外敵が多いことに変わりはない。そのため回遊は外敵に狙われにくい暗い時間帯に行われることが多い。 深夜になるとイカの捕食行動が落ち着くため「日没から21時くらいまでがベストな時間帯」と、米田さん。彼の実績や経験からこの時間帯に釣りをする場合が多いそうだ。
回遊が始まる秋に釣果が増える理由
◆遊泳力が強くなるから 個体のサイズが大きくなり泳ぐ力がつくと、エサを捕まえる能力も高くなる。 ◆捕食行動が活発になるから 体の大きさに合ったエサの量が必要となり、捕食行動をとる数が増える。 ◆行動範囲が広くなるから より多くエサがある場所を探すため、広いエリアを行動する必要が出てくる。 ◆スレていないから エギが危険なものという認識や経験が少なく好奇心が強いため、比較的エギに対する警戒心が少ない。