超簡単!ぐっすり眠れる方法…「睡眠不足」で健康リスクも!最新研究で改善!睡眠のお悩み
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 教えてくれるのは、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 副機構長 教授 櫻井武先生です。 【動画】寝る前のストレッチでぐっすり睡眠、疲労も回復!ふくらはぎや大腿四頭筋をじんわり伸ばすストレッチ2種はこちらから【0分20秒~】 今回のテーマは「最新研究で改善!睡眠のお悩み」 「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝起きた時にボーっとする」など、多くの人が抱える睡眠の悩み。睡眠に問題があると、昼間のパフォーマンスが落ちるだけでなく、心臓病や脳卒中、認知症のリスクが高くなってしまうそうです。そこで今回は、最新の睡眠研究に基づいた簡単にできる快眠法などを教えてもらいました。
睡眠の基礎知識
<レム睡眠とノンレム睡眠> 睡眠のステージには、「レム睡眠」と眠りの深い「ノンレム睡眠」があり、これを交互に繰り返しています。一晩でレム睡眠とノンレム睡眠を4~5回繰り返すのが一般的だそうです。 <睡眠の役割> 睡眠の役割は、疲れを取る以外に「新しい記憶を脳に定着させる」事や、認知症の原因物質の1つ「アミロイドβを除去する」事、「免疫を整える」事などがあるそうです。 <多くの人が睡眠不足に!?> 厚生労働省が推奨する睡眠時間は6時間以上ですが、40~50代の約半数が6時間未満しか眠れていないという調査結果があるそうです。 <睡眠不足で生じる健康リスク> メタボで睡眠時間6時間以下の人は、心臓発作や脳卒中に伴う死亡率が2.1倍になるというデータがあります。さらに、睡眠に問題のある70代以上の男性のアルツハイマー型認知症の発症リスクは2.9倍になるというデータもあるそうです。
最新研究~寝つきが悪くなるメカニズム~
<原因は寝室で見るスマホ> 寝る前に寝室でスマホ見ると寝つきが悪くなるそうです。その原因の1つは、スマホの光。光が目に入ると、体内時計がズレてしまうのだとか。そしてもう1つが、スマホの情報。スマホから情報が入ると"オレキシン"という脳内物質が出て、「眠ってはいけませんよ」という信号になってしまうそうです。 <脳内物質「オレキシン」とは?> オレキシンとは、脳の中枢神経である視床下部から分泌される脳内物質。脳の覚醒システムに働きかけ、目覚めた状態を保つのが主な役割だそうです。つまり、オレキシンの働きによって私たちは日中、起きて活動できるのだとか。逆に夜になると、オレキシンの分泌量が減少。覚醒状態が保てなくなり眠くなります。また、オレキシンはお腹が空いた時や何かを見て楽しむなど感情の昂りによっても分泌されるそうです。そのため、就寝前にスマホを見ると感情が昂ってしまい、オレキシンが分泌され続けます。すると、脳が覚醒状態になり、なかなか寝つけなくなってしまうそうです。