ヤンキース・ブーン監督が佐々木朗希の獲得熱望「争奪戦に入ることを望む」「異質で特別な才能」
【ニューヨーク11日(日本時間12日)】2025年も指揮を執ることが決定した米大リーグ、ヤンキースのアーロン・ブーン監督(51)が、オンライン取材に応じ、今オフにポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を球団に容認された佐々木朗希投手(22)について「私たちも争奪戦のミックスに入ることを望んでいる」と獲得の可能性に言及した。 【写真】ヤンキース・ジャッジと談笑する大谷 佐々木の能力に関して「彼はまさにギフテッドな選手で、若い。(今季の新人王候補)スキーンズ(パイレーツ)と同い年(22歳)だときょう聞いたばかりだ。既に日本で実績を積んでいる。球団として異質で特別な才能の持ち主だというのは認識している」と絶賛の言葉を並べた。 続けて「先発ローテーションのトップになれる高いクオリティの持ち主。私たちも争奪戦のミックスに入っているのを望んでいるが、まだ球団側と佐々木のことについては話していない。彼のことはここ2年認識しているし、来季、非常に優れ、才能に恵まれた選手がメジャーに渡ってくるというのは確実に理解している」と高い注目度でマークしているようだった。 今オフにポスティングが容認されたことについては「驚いてはいない。外側からだが、彼の状況についてある程度理解していた。大谷(ドジャース)がメジャーにきたときと同じような状況だというくらいは分かっていた。数週間前に(今オフの移籍は)50―50だと聞いていた」とした。 投球には「実際には見たことないが、映像では見たことある。3桁のヒーター(100マイルの剛速球)にフォークボールがあるのは知っている。その球からメジャーでエースになる、最も有力な先発というのは間違いなく想像できるし、それだけの投手。佐々木と山本(ドジャース)のことはここ2年ほど耳にしていた」と、昨オフにドジャースに移籍した山本を含め、今オフだけでなく以前から日本市場に興味を示していることも明かした。 先発陣の補強の必要性については「話し合うべきではある。改善できることは確実にしていく。キャッシュマンGMはチームが優勝争いできるチームを編成する。オフの楽しみでもあり、キャンプインするまでに強いチームが編成できるのを期待している」と、最後まで佐々木の獲得へ含みを持たせた。