「事故車だから減額」「キャンセル料払え」急増する中古車売却トラブル 悪徳業者に負けず、愛車と気持ちよく別れるには
業界団体の契約書ガイドラインで、事前にチェック
――こちらも「正直であれ」ということですね。 担当者 中古車売買は、クーリング・オフができないので、何より事前に契約書をしっかり確認することが大切。特に、【事例2】のように断ったらキャンセル料を要求されるケースが増えています。 キャンセル料に関しては、金額とともに、どの時点から発生するのかについても、しっかり理解したうえで契約しましょう。契約書にないキャンセル料を請求された場合や、契約書に定められた金額を上回るキャンセル料を請求された場合に、契約内容に従った対応を要求することができます。 ――ほかに注意点はありますか。 担当者 信頼できる業者かどうか、しっかりした契約書かどうか、よく調べることが重要です。 車買い取りの事業者の団体である一般社団法人日本自動車購入協会では、「売却する車を事業者へ引き渡した翌日まではキャンセル料を払うことなく解約できる」といった内容を含む契約書のガイドライン(モデル約款)を作成しています。 これを参考に契約書を吟味するといいでしょう。また、日本自動車購入協会のウェブサイトでは、協会に加入している業者も載っています。そちらも参考にするといいと思います。 (J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)