J1清水内定の背番号10、嶋本悠大が1G1A 大津悲願の初頂点へ躍動 流通経大柏との大一番へ「受け身にならず」【全国高校サッカー選手権】
◆全国高校サッカー選手権・2回戦 大津2―1札幌大谷(31日、千葉県柏の葉公園総合競技場) 選手権で初の頂点を目指す大津(熊本)の背番号「10」が躍動だ。0―0の後半11分。嶋本悠大(3年)が左CKから右足で繰り出したボールは、鋭い回転を伴いながら札幌大谷(北海道)GKの頭上を越え、遠いサイドで構えていた野口悠真(同)の頭にピタリ。待望の先制点だ。 ■16歳女優がミニスカ制服リフティング【写真】 「練習の成果が出た」とアシストを喜べば、同20分には自らネットを揺らす。右サイドからの低いクロスに走り込み、右足で合わせ貴重な追加点。「(クロスに)追いつけるかだったけど、点に絡めた。走ってよかったです」と笑顔を見せた。 優勝候補の分厚い攻撃に対抗するべく相手は守備を固めカウンター狙いで応戦した。前半は押し込みながらも無得点で、自身も厳しいマークを受けながらも冷静だった。「(相手DFと)距離をとり試合をつくることを心がけた」と頼もしい。 年代別代表などを経験するごとにたくましく成長し、卒業後はJ1清水への入団が内定する大黒柱だ。次戦は5得点で3回戦に進んだ流通経大柏だが「受け身にならずチャレンジしていく」と頂へ一歩ずつ登っていく。(山田孝人) 【#OTTO高校サッカー】 ▼妹は筑紫女学園で都大路へ、異競技でそろって活躍の嶋本きょうだい▼