26歳DFが「憧れのチーム」を1年で退団した訳 決意の新天地移籍「選手はサポーターじゃないので」
浦和から名古屋移籍の佐藤瑶大が6日に新加入会見を行った
J1の名古屋グランパスは1月6日に新シーズンに向けて始動した。練習後の会見では、浦和レッズから加入したDF佐藤瑶大が、憧れであったチームからなぜ1年で離れることを決断したのか明かした。 【写真】田中碧が交際宣言した元トップアイドル 「色気がすごーい」最新ショット 26歳の佐藤は明治大学から2021年にガンバ大阪に加入しプロデビュー。2年目にはベガルタ仙台への期限付き移籍もあり23年に復帰。そして2024年に浦和へと移籍した。浦和は父親が熱狂的なファンで、自身もスタジアムへ何度も足を運んだクラブであり「憧れのチーム」だった。 序盤こそ試合に出ていたが、途中出場の期間が増えた。スタメンの機会はあったものの、ベンチを温める時間が続き、昨年12月28日に名古屋への完全移籍が発表された。リリースでは「憧れのチームであり、昔からずっとプレーしたいと思っていたチーム」とメッセージを残していた。 そんな浦和からなぜ離れる決断をしたのか。佐藤は「もちろん浦和のことは記事でも言ってますが、小さい頃から見ていたクラブだったので、浦和でやりたいと思っていた。名古屋も浦和も両方ビッグクラブです。でも選手はサポーターじゃないので。好き嫌いでチームを選べるならいいですけど、そういうわけではないですし、僕の目標を逆算するとチーム選びが凄く大事だと思いました」と語った。 また、名古屋側からどういう言葉をかけられ決めたのかという質問に、「言葉ではなく映像でした。僕のプレーをまとめたものを、こういうプレーを評価してますと。グランパスでこういうプレーをしてほしいと。ビルドアップだったり対人だったりをまとめた映像を見せてもらった。そこでちゃんとプレーを見てもらってるなと思った」と、オンラインで面談した際のやり取りを明かした。 「プレッシャーがあるチームでやりたい。もちろん試合に出ることも大事で、その先にビッグクラブにはプレッシャーがある。それを乗り越えた先に何があるかと考えると、日本代表だったり海外移籍がある。そう考えるとビッグクラブで出続けることに意味がある」と自身の考えや思いを力強く言及。今回の移籍はその先まで見据えての決断だと、覚悟の移籍だという思いが伝わって来た。
FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi