【北陸学院】2回戦で20本決めた3Pショットが開志国際の厳しいディフェンスに阻まれ、32本中6本成功に終わる | 高校バスケ ウインターカップ2024
6月16日の北信越大会準決勝で開志国際と対戦した時、北陸学院は1Qで7対23と圧倒されたことが痛手となり、64対79のスコアで敗戦。その雪辱を果たす機会がやってきたウインターカップの3回戦は、小野蓮太と荒川乃斗の3Pショットを決めるなど、1Q中盤で10対14と粘り強く戦えていた。
しかし、開志国際は小野に対して平良宗龍がフェイスガードで対応し、得意な3Pを徹底して打たせないディフェンスをしていた。それは普段のゲームで平良自身がしばしば直面するディフェンス対応ということもあり、「本当にボールさえ持たさないという強い気持でつくことができました。前半少しやられてしまった部分もありましたけど、後半は本当に止めることができたじゃないかと思います」と、平良は説明する。
長崎工との2回戦で20本の3Pショットを決めていた北陸学院に対し、開志国際はディフェンスのローテーションが素晴らしく、何度も難しいショットを打たせていた。小野はアグレッシブなドライブを何度も仕掛けたことでチーム最多タイの15点を記録。「自分も成長していると実感していましたけど、平良選手のディフェンスがすごくハードになっていました」と振り返ったように、3Pショットが12本中3本成功に終わったことでも明らかだ。
小野が徹底マークに合ったとしても、神保旺介を軸にチームとしてオフェンスを遂行できる北陸学院だったが、開志国際戦はショットがことごとくリムを弾いてしまう。3Pショットが32分の6、試合を通してのFG成功率も20.8%という低い数字に終わり、42対69のスコアで3回戦敗退となった。
「入らなかったですね。シュートのところだけですね。神保と宮西(岳昂)がもうちょっと入るかなと思ったんですけど、そこの得点が足りなかったですね」と語ったのは、北陸学院の濱屋史篤コーチ。平良に21点を奪われたとはいえ、開志国際のFG成功率36.8%に抑えたことに加え、15本のターンオーバーを誘発させていた。濱屋コーチが「前半が33点ということで、ディフェンスはOKだったので、本当に得点、3Pですね。こればかりは仕方ないので、選手はよく頑張ってくれたと思います」と話したように、ディフェンスは決して悪くなかった。
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