「2回痛い思いをしてる」W杯最終予選を前にした長友佑都、初戦の大敵は“油断“「気の引き締めは伝えていかないと」
日本代表のDF長友佑都(FC東京)が、5日に行われる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国代表戦について語った。 アジア2次予選を首位で通過し、9月から始まる最終予選に臨む日本。5日には中国をホームに迎え、その後、10日にアウェイでバーレーン代表と対戦する。 そんななか、代表復帰の3月から継続招集となった長友。2日のトレーニング後にはメディア取材に対応し、初戦からつまずいた2度の経験を伝えていきたいと述べた。 「油断っていうのはまさにその通りで、最終予選が難しいなっていうのはわかってるけど、どこかで2次予選を簡単に勝ち抜いたとか、アジアは普通にやったらいけるっていうところだったり」 「あとはヨーロッパ組が多くて、今は移籍で悩んでたりとか、チームで試合出れなくてコンディションが上がってなかったりとかいう選手もいたりするんで、すごく難しいんですよね、この9月の初戦」 「そこは僕自身2回痛い思いをしてるんで、そういった気の引き締めは自分自身もそうだし、後輩たちにも伝えていかないといけないなと思います」 また、対戦相手の中国にも言及。指揮官を務めるブランコ・イバンコビッチ監督が、2022年W杯アジア最終予選の初戦で敗れたオマーン代表を率いていたことから、強い警戒心を見せている。 「前回の最終予選で戦ってるんですけど、それ(指揮官がイバンコビッチ監督なの)が嫌で。正直相当な対策をされて、前回も1カ月から2カ月くらい合宿をしてから来ましたよね」 「言ってみればそのぐらい気合いを入れて日本対策して来ると思うし、中国の選手のクオリティはオマーンよりも高いのかなと思うから、組織的にも日本対策されるとかなり厄介だなと。そこが一番嫌なところだなというのは感じています、僕は」 「前回もめちゃめちゃ守備対策されて、攻撃は何も出来なかった部分もあったし、あとコンディションも合宿やって、すごく整っていて、後半も結構危ないシーンがたくさんあったなと。本当に厄介だったなという印象が強いんで、今回も同じような形で日本対策してくるんじゃないかなと思います」 3月から招集が続くものの、試合中止やケガでこの間は1度も代表のピッチに立てていない長友。「燃えているか?」という質問には「もちろんもちろん。それは選手として来ているからありますけどね」と答え、ベテランとしての意気込みも語っている。 「そこは強く持っていきたいというのと、もちろん選手だけじゃなくて、これまで経験として伝えられる部分も仕事としてはあると思っているから、両方しっかりとやっていきたいなと思っています」 「常に試されてますから。厳しい戦いですけど、しっかりと自分自身準備して、自分の持っている部分を出していけたらなと思っています」 今回は伊藤洋輝(バイエルン)がケガにより未招集。中山雄太(FC町田ゼルビア)との左サイドバック争いが予想されるが、当然ポジションを勝ち取るつもりだ。 「最善の準備はもちろんしていますし。雄太も戻ってきて競争も激しくなってくるし、今後洋輝も戻って来る。そういった意味では、アピールしないと生き残っていけないなとは感じているから、危機感持って自分もやっていきたいと思っています」
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