日本ハム・新庄剛志監督「金村君でいきたいと思います」 前言撤回の開幕投手発表、4番も抑え候補も明かした
日本ハム・新庄剛志監督(52)が30日、エスコンフィールド北海道で開催されたファンフェスティバルで来季の開幕投手をサプライズ発表した。これまでも事前公表してきたが、今回は西武などが発表済み。29日には「伝えないっす。今年はもう(他球団に)まねされたんで(笑)」と話していたものの、前言撤回。「金村君でいきたいと思います」と、来季3年目を迎える金村尚真投手(24)に大役を託した。3月28日に敵地で西武と対戦する。 【写真】日本ハム・新庄監督、スローガンを変更「僕が(全面に)出過ぎ」 金村は今季29試合で7勝6敗、防御率2・38。10試合連続でクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)をマーク。指名を受けた右腕は「何も聞かされていなくて頭が真っ白」と苦笑いを浮かべ、「大切なポジション。責任感を持ってやっていければ」と表情を引き締めた。 さらに監督は、最多勝(14勝)に輝いた伊藤に本拠地の開幕戦となる4月1日のソフトバンク戦を任せると明言。「いい投手を4戦目にしたら、相手投手が悪くなりそう。そっちの方が(勝つ)チャンスがある」との持論を貫いた。それ以外に開幕戦の4番打者に野村を。抑え候補に斎藤友と田中正を指名。球界のエンターテイナーが、来季もパ・リーグを奇想天外にかき回す。(加藤次郎)