半導体搬送装置生産に490億円投資…ローツェ、新工場で生産能力2倍へ
ベトナム子会社で増強
ローツェは主力生産拠点であるベトナム子会社で半導体ウエハー搬送装置の生産能力を増強する。総額約3億3000万ドル(約490億円)を投じて新工場を建設し、第1期は2027年春ごろの稼働を予定する。全体の完成は32年ごろと見込んでおり、全社の生産能力は2倍になる見通し。 ベトナム子会社のローツェロボテックが、本社を置く北部ハイフォン市の日本ハイフォン工業団地内で、新たに敷地面積約23万8300平方メートルの土地を確保した。ここに延べ床面積が約18万平方メートルの新工場を建設する。 第1期は26年春ごろに着工する。第1期分が全体のうちどれくらいの床面積を占めるかは明らかになっていない。続く増産のタイミングは、半導体製造装置への需要動向を見て決める。