アマゾンジャパン 東海最大の配送拠点開設 名古屋市中村区に
アマゾンジャパン(本社東京都)は、名古屋市中村区岩塚町に配送拠点「名古屋中村デリバリーステーション(DS)」を開設した。延べ床面積は2万3千平方メートルで、1日最大約10万個の商品を取り扱う東海地方最大の配送拠点。日本初の自動仕分けシステムを取り入れ、作業の効率化も図っている。 名古屋中村DSは9月18日に開設した。所在地は名古屋市中村区岩塚町高道1の「ロジポート名古屋」A棟2階。 配送エリアは名古屋市、尾張旭市、瀬戸市、清須市、あま市、弥富市、四日市市、鈴鹿市、桑名市。宅配ボックスや車庫など顧客が選択した場所に非対面で荷物を届ける「置き配指定サービス」の利用可能エリアが広がったほか、700万種類以上の商品を翌日に受け取れるようにした。また、ドライバーなど千人以上の雇用を創出している。 DS内には最新技術も導入。県や市など大まかな配送エリアごとに自動で仕分けるシステムを活用している。 アマゾンのDSは全国65カ所以上あり、愛知県には名古屋中村DSのほか名古屋市南区や一宮市に構える。
21日に開いた報道陣向け説明会で、配送業務部門の地域責任者・舟木潤田氏は「宅配需要は今後も伸びる見込み。置き配などさまざまな手段を用意し、地域の利便性を高めていく」と話した。