【2024年版】ゴールデンウィークに見たい展覧会・芸術祭11選(西日本編:近畿地方~沖縄)
「村上隆 もののけ 京都」(京都市京セラ美術館)
伝統的な日本画から、現代のマンガ・アニメまで続く平面性を背景にした「スーパーフラット」という独自の概念を提唱し、世界で活躍する村上隆。日本では約8年ぶりの大規模展となる本展では、「もののけ洛中洛外図」や尾形光琳風の絵画など、村上のルーツである日本画に影響を受けた新作から、NFTアート、トレーディングカードをコンセプトにした作品まで、村上の過去から現在にいたるまでの関心を総観できるような作品がならぶ。展示の様子はこちらのフォトレポートから。 会場:京都市京セラ美術館 会期:2月3日~9月1日 GW中の休館日:4月30日
「雪舟伝説―「画聖」の誕生―」(京都国立博物館)
室町時代に活躍した日本美術の巨匠である雪舟。本展は、近世以降における雪舟受容に焦点を当て、「画聖」と仰がれる雪舟への評価がいかに形成されてきたのか、検証を試みるものだ。雪舟の代表的な作品はもちろん、その後継者たる雲谷派、長谷川派、狩野派の作品までが一挙に紹介される機会となる。詳細はこちらのニュースから。 会場:京都国立博物館 会期:4月13日~5月26日 GW中の休館日:なし
「没後100年 富岡鉄斎」(京都国立近代美術館)
近代日本を代表する知人、文人画家である富岡鉄斎の没後100年を記念した展覧会が開催中。生前から今日まで国内外で高い評価を受けている鉄斎。代表作である六曲屏風一双の大作《富士山図》、《妙義山図・瀞八丁図》、《富士遠望図・寒霞渓図》《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》(重要文化財)など、鉄斎の画業を語るうえで欠かすことのできない作品はもちろん、近年再評価が進んでいる作品や、彼の書簡なども紹介される。詳細はこちらのニュースから。 会場:京都国立近代美術館 会期:4月12日~5月19日 GW中の休館日:4月30日
「君があまりにも綺麗すぎて ~福田コレクションの美人画~」(福田美術館、京都)
同時代の洗練された衣装や、優れた着こなしを絵画として愛でる文化 「美人画」は江戸時代に誕生し、近代においても日本画の重要なジャンルでありつづけた。本展は歌川広重や葛飾北斎といった浮世絵画家や、鏑木清方や北野恒富、伊東深水などの近代画家による約190点の美人画が並び、その魅力に時代を超えて迫る展覧会となる。会場は福田美術館、嵯峨嵐山文華館の2つにわかれ、福田美術館では近代、嵯峨嵐山文華館では近世の作品が中心に並ぶ予定だ。 会場:福田美術館、嵯峨嵐山文華館 会期:4月19日~7月1日 GW中の休館日:なし