超深海を旅する“新感覚ライド”がやばい! 予期せぬ衝撃、警報、揺れに「怖い!」の声が飛び交う<ハウステンボス>
長崎・佐世保市にあるテーマパーク“ハウステンボス”は、3月29日(金)に、圧倒的な臨場感が体験できる新感覚ライドアトラクション「ミッション・ディープシー Xsenseライド」をオープン。SNSでは「結構怖かった!」「声優豪華すぎてw」とさまざまな反響を集めている。そんな本アトラクションを、飛行機に乗るのも毎回覚悟がいるレベルで揺れが怖い筆者が体験。結論から言うと「まじでやばい!」「けどまた乗りたい」と感じるほど衝撃的な体験だった。 【写真】座席の揺れやばっ! 綺麗だけど「怖い!」アトラクションの内部 ■物語を彩るキャストも豪華! 今回体験した「ミッション・ディープシー Xsenseライド」は、最先端のスクリーンや音響、モーションライドシートが融合した未知(X)の感覚(sense)を体感できるアトラクション。 物語の舞台となるのは、深海1万3000mの“超深海”。ここで消息を絶った仲間を救うため、ゲストたちは試験運用中の探査艇“アレイオン”に乗り込み、酸素が尽きるまでのタイムリミットが迫る中、超深海で巻き起こる絶体絶命&究極のスリルあふれるミッションに挑む。 また、物語に重厚感と華を添える豪華キャストたちにも注目。『ルパン三世』次元大介役の大塚明夫をはじめ、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』ククルス・ドアン役の武内駿輔、『バイオハザードRE:4』アシュリー・グラハムのフェイスモデル エラ・フレイヤらが物語を彩る。 ■座席を襲う、衝撃 館内に入ると、ミッション達成へ導くための“ミッションリーダー”が登場。「これよりミッションに挑んでもらう!」というリーダーからの力強い声掛けに早速びびりつつも、ミッションのメイン会場へと向かう。道中には、行方不明になった仲間たちと思われる写真が展示されており、救出ミッションを成功させたいという気持ちが高まってくる。同時に暗さを増す道のりに「怖くて帰りたい…」という気持ちもどんどんとふくらむ。何度か途中で帰ろうか迷った。 しかし、ミッションリーダーの「行くぞ!」「前に続け!」の声掛けに背中を押され、試験運用中の探査艇“アレイオン”に乗り込むことに。といっても実際の探査艇に乗り込むわけではなく、MX4D座席に座りこむ形だ。目の前には大きなシアターが広がっており、従来の映画館のコントラスト比2倍以上の映像美と、360度の超立体音響が、驚きの没入体験を描き出す。いわば「ゴーグルなしのVR」のようなもの。 ミッション開始とともに、どんどんと深海へと向かう探査艇。最初は「海きれ~」と余裕を持っていたのだが、次々と座席に襲い掛かる衝撃、危険を鳴らす警報、真っ赤に染まる景色に「やばい」「帰りたい」「怖い」の三拍子が飛び出してしまう。会場からも「怖い!」「すごいんだけど!」と悲鳴が飛び交っていた。実際に落ちたり、海に沈んだりしているわけではないのだが、リアルな映像と座席の揺れがリンクして、本当に危険が迫っているような感覚を覚えるのだ。 しかし、最後はスカっとする展開が待ち受けており、「もう1回乗ってみたいかも…!」と思えるぐらいには、爽快感あふれる体験だった。ちなみに隣に座っていた少年は「すごいー!」とテンションアップしていたように、小学生でも乗ることができるアトラクションのため、揺れが平気な人なら最初から最後まで楽しめることだろう。 最後はミッションリーダーに見送られ会場を後に。敬礼を返したところ、「敬礼の手は逆だ! 次は気をつけるように!」と最後まで厳しいお言葉をいただいた。厳しくも頼れるリーダーにまた会いたいという意味でも、「ミッション・ディープシー Xsenseライド」は何度でも乗りたくなるアトラクションだった。