辻希美「芸歴24年だけどいまだに自信がない…」長年寄り添うマネージャーの“ライオン流子育て”とは?
本番前「無理~!」と弱音を吐く私を置き去りにしたマネージャー……そのココロは?
とはいえ! 30分でなんとかするというのはやっぱり辛くて。リハーサル中に「できない~、こんなの無理~」と弱音をはき続けていた私に対し、マネージャーさんは淡々と「自信を持ってやれば、結果は残すことはわかってるんで! ハイ、がんばって!!」とあっさり部屋を出て行ってしまいました。その瞬間は、「こんな不安なときに一人にしないで~!!」と思いましたが、マネージャーさんが傍にいてくれたらネガティブな発言しかせず、失敗するほうにしかシミュレーションできなかったと思います。 あとからマネージャーさんに聞いたら、やはり「その状況で私が近くにいても辻さんにとってプラスになることはない」と思ってあえて離れた場所に行っていたとか。とはいえ、ただ突き放しただけではなく、本番で私が成功しやすい環境をつくるために、歌詞のカンペなどを作ってくれていたそうです(涙)。 いざ本番。あのちゃんのモノマネの披露を終わってみると、共演者からは「似てる」「すごい」と口々に褒めていただき、観覧のお客さんからも大きな拍手をいただきました。思わず「アンコールいっちゃう?」と口走ってしまったほど(笑)。その後、舞台裏でマネージャーさんに会ったときには完全に調子に乗っていて、「紅白いっちゃう?!(笑)」とまで発言し、自分で言うのもなんですが、すっかりご満悦だったわけです(笑)。 でも、マネージャーさんのリアクションは、「思った通り」だったそうで、ニコリッとするだけ。あとあと聞いたら「ほら! やってよかったでしょ!!」と心ではドヤッていたらしいのですが…… 口にはしないのはさすがです。私なら絶対、「だから言ったじゃん~やってよかったでしょ~」と恩着せがましくアピールしそうなところですが(笑)。それはさておき、マネージャーさんからすれば、「自信がない」→「本番直前まで“イヤイヤ期”」→「成功!さらにそのチャレンジが辻希美にとってプラスになる」という流れが仕事を受ける段階で完全に見えていたそう。本当になにもかもお見通し、って感じです(笑)。