勝負における確率で0%と1%はまったく別の性質。1%には希望の光が見えている【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第123回
あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。 【画像】じゃいの今週のギャンブル格言 【今週のお悩み・第123回】負けると分かっていても男は戦わなくてはいけないときがある。映画や漫画でよくみるシーンです。じゃいさんは、こういう男の美学をどう思いますか?(負け猫・40代・男性) * * * 日曜日のローズステークスは本命の7番人気単勝26.8倍のチェレスタが2着、単穴にあげたクイーンズウォークが1着、1番人気単勝1.7倍のレガレイラが危険と予想し無印にして5着。3連単196350円を的中! 気持ちいい馬券になりました。 月曜に行われたセントライト記念はダービー組の1.2フィニッシュで堅い決着に。やはり実績馬が上位で菊花賞を占う上で参考になる結果だったと思います。 では質問へ参りましょう! 面白い質問ですね。男は負けると分かっていても戦わなくてはいけないときがある。映画や漫画でよくみるシーン。 どんなシーンだろう? 映画や漫画はご都合主義的なところがあるから、強大な敵とか敵いそうもない敵に立ち向かうシーンはあるけど、なんがかんだ最終的には勝つことが多いように思います。 負けると分かっている確率が100%なのか? それとも勝てる確率が1%でもあるのか? 漫画ワンピースの中で中将モモンガが言ったセリフ、「1と0は違う」という言葉。 ワンピース見てない人には「はっ?」っという話ですが、1と0、この差は大きいとは思うんですよ。 流石に勝てる可能性が0なら戦うのは愚かなことだと思うんだけどな。 例えば自分が普通のサラリーマンだとして、誰もが羨むような会社のマドンナ的存在に告白するとしましょう。周りからは「100%無理だ!」「お前が付き合えたら地球が逆回転するわ!」なんてことを言われるでしょう。 でも、本人は少なくとも可能性が0とは思ってないでしょう。ダメ元と言いつつも、小さくとも1つの希望の光が見えてるはずです。 そして、万が一それが叶った時は周りから驚かれ、羨ましがられるでしょう。 「それなら俺が猛アタックすればよかったわ」 そんなこと言う奴がいたとして、そいつは戦わなかったから得るものもないのです。 どうせ無理だと諦めたら勝つ可能性は0です。 高校野球で9回の裏に10点差。ほとんどの人が諦める中、選手達は真剣に打席に立っていますし、泥だらけになって一塁にヘッドスライディングをするでしょう。そんな姿はカッコいいですし、感動しますよね。 確率はとてつもなく0に近いかもしれません。でも決して0ではありません。