勝負における確率で0%と1%はまったく別の性質。1%には希望の光が見えている【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第123回
なぜこのような行動がカッコいいと思えるのでしょう? 挑戦、冒険、諦めずに立ち向かう姿、これはやっぱりカッコいいと思える行為です。 逆に、怠惰、すぐに諦める、弱気、人のせい、言い訳、愚痴、これらをカッコいいと思う人はいないでしょう。 これは動物的な本能なんだと思います。 何かを手に入れたり、地位を手にしたり、富を築いたり、成功を収める人は前者になるでしょう。 後者が成功を収めることはまずないでしょう。 本能的に人は強者を求める。動物のメスなんかは特にそんな習性があります。 ダメなやつに惹かれる母性本能タイプもいるかもれないが、モテるモテないにしても確実に成功を収めた人の方がモテるでしょう。 これは普遍の本能なんです。 これを前提とすれば、やはり戦ってる姿がカッコよく映るのは必然。 勝ち目の薄い、勝率の低い、成功率の低い、無謀とも言える勝負をしてる姿でも、逞しく見えるはずです。それが負けると分かっていても戦わなくてはいけないという状態がカッコいいと思われるカラクリなのかもしれません。 個人的な意見でいえば、僕も強い人と戦うのは好きです。弱い人と戦えば勝てるかもしれませんが、勝って当たり前の勝負に価値は感じません。 強い人と戦うこと、周りからは無謀な戦いと言われる勝負、それには勝つための戦略が必要であり、仮に負けたとしても、敗戦の中で次に勝つための学びを得て、強者から勝つための技を盗み、次に戦うときは勝てるように成長していくことで、相手に「次は負けるかもしれない」と思わせることが出来たら最高です。 戦いは人を強くさせます。 最初は負けると分かっている勝負でも、0が1になれば次は勝てるかもしれない、その次はいい勝負、その次は勝てる、その次は負けられない。そうして自分が成長することによって勝つ確率も変化していくでしょう。 今は負けるかもしれませんが、最後には勝つことを想定して勝負を挑みたいものです。負けたままじゃ終われないでしょ! ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ