息子に「貯金箱はどうして豚の形なの?」と聞かれたので、理由が知りたいです。また 「500円玉」貯金のメリットも教えてください!
貯金する場合、定期預金や貯蓄型保険、財形貯蓄制度などの方法を活用することもできますが、手軽かつ親しみがあるのは貯金箱での貯金でしょう。 貯金箱といえば、豚の形を連想する方も少なくないはずです。息子に形の由来を聞かれることもあるでしょう。 そこで、本記事では貯金箱が豚の形をしている理由について、豚の貯金箱を500円玉で満たした場合の貯金額も含めて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
貯金箱が豚の形をしている理由
貯金箱を購入する際、さまざまな種類のものが販売されていて、目移りしてしまうかもしれません。硬貨を入れると動くものや音声が流れるもの、硬貨の種類別に分類して貯金できるものなど、多種多様です。 とはいえ、多くの方が貯金箱としてイメージするのは豚の形をした陶器製のものでしょう。定番のデザインであり、アニメや漫画でもこの形で描かれることが多いようです。 そもそも、貯金箱が豚の形をしているのはなぜでしょうか。実は、その理由にはいくつかの説があるとされています。 ■職人の勘違い 貯金箱のはじまりは14世紀のイギリスだとされています。当時は、教会に寄付するためのコインを粘土製の赤い壺に入れる風習がありました。 ある日、赤い粘土製の貯金箱を作るように注文を受けた職人が、聞き間違えて豚の形の貯金箱を作ってしまいました。実は、赤い粘土を英語で「Pygg」といいます。豚を意味する「Pig」と同じ発音だったため、職人が誤解したのです。 職人の思い違いにより作られた豚の形の貯金箱ですが、販売したところ思わぬ人気を博し、広く知られるようになりました。 ■豚は無駄がないから 言及するまでもありませんが、豚は肉を食べられます。加えて、頭や骨、皮、内臓、血に至るまで無駄なく活用できる動物です。 このことから、手元にある資源を無駄なく賢く使うという意味を込めて、豚のデザインが使用されているという説もあるようです。 ■縁起がよいから 豚は多産であると同時に、安産でもある動物です。そのため、世界のさまざまな国で富や繁栄の象徴とされています。お金や幸せを呼ぶという縁起の良さから、豚の形が愛されているのかもしれません。