「自分が奪い切れれば…」サッカー日本代表、田中碧が失点シーンを反省。狭くなったピッチで「もう少しできることはあった」
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第6節で中国代表と対戦し、3-1で勝利となった。結果的には大勝となり、次節勝利でW杯出場が決まるが、日本代表MF田中碧は試合後に、失点シーンについての反省を口にしている。 【最新順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 日本代表は前半にコーナーキックから2点を先行したが、後半開始早々に失点。48分、田中が右サイドのライン側で相手と競り合いながらボールを残すが、そのまま倒れ、ボールは遠藤航が回収する。しかし、遠藤の縦パスを受けた伊東純也が相手のプレスを受けて奪われると、そこからカウンターを喰らってしまい、ゴールが決まっている。 田中は失点の場面について「失点シーンはファウルだと思っていましたが、結果として自分が奪い切れればよかったですし、反省が必要だと感じています」と反省を口にした。一方で、守備のバトルで相手に負けずに戦えた部分には一定の手応えを感じており「特に航君も含め、しっかりとした連係で守備できたのは良かった」とコメントしている。 今回の試合では、中国代表側がピッチの幅を意図的に狭くしていたが、狭くなったピッチでのプレーについて「実際にプレーしてみると、幅が狭いことでサイドチェンジがしづらく、相手のスライド守備も速くなるので難しさを感じました。そういった制約がある中で、もう少しできることはあったと感じています」と話した。 また、田中は「まだまだ自分にはやれることがあると思っています。もっとできる部分があると感じていますし、そこはこれからさらに伸ばしていかなければいけないと思っています」と、自らの成長を課題に挙げた。 3月に行われるバーレーン代表戦で勝利すると、早くもW杯出場が決まるが、「次に勝てば決まるという状況はありますが、特別意識しているわけではありません。1試合1試合に集中して勝利を目指すことで、自然と結果につながると考えています。それを続けていくだけです」と語り、冷静かつ一戦一戦に集中する姿勢を強調している。 (取材:加藤健一【中国】 文・構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部