指示しても「部下に動いてもらえない上司」に欠けている3つの態度
人と人の関係により人生が劇的に変わる
本書が出版されてから今に至るまで、様々なところでこのような教訓が語られているように感じています。人がなぜこれほどまでに人間関係に執着するのかは、人が社会性を持つ生き物なので避けられないことだとも思えます。 ほとんどの仕事は一人では完結しないもので、周りのメンバーの支えや、上長の承認が必要なことばかりです。そして人と人の関係は、人の数だけバリエーションがあって、それごとに最適解を求めていくと、誰もが思考の限界を超えることになります。だからこそ、より普遍的に通用する考え方に多くの人が魅せられているのかもしれません。 本書を読んでいくと、ビジネスや政治のシーンだけでなく、家族や友人関係の事例が多く掲載されていることに気づきます。人間関係をよりよくできれば、人生全般の舵をにぎることができるのです。 本書から得られる教えをどこまで取り入れるのかは自分次第です。人生やキャリアという長く困難な道のりをより望ましいものに変えようという気持ちがあるなら、先人により語り継がれているこの代表的な定番書に触れてみてはいかがでしょうか。
大賀康史(フライヤーCEO)