そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
そろそろモデルチェンジ? ロングライフな「国産車」とは
2024年4月、マツダは大型セダン/ステーションワゴンモデル「マツダ6」の販売を日本国内で終了すると発表しました。 【画像】「えっ…!」これが”フルモデルチェンジ期待”の「ロングライフ車」です! 画像で見る(78枚) マツダ6は2012年に3代目「アテンザ」として登場後、魅力を保ちながら12年間も販売、近頃モデルライフが延びている国産車の中でも、かなり長い期間にわたった車種でした。 ところが、国産車全体を見回してみるとまだまだ長い期間存在しているモデルがあることがわかりました。 今回は、国産車のロングライフモデル6車種について、長期間愛される魅力を探ってみました。
自動車各モデルには、新発売後に色々な変更が行われます。塗装色や装備品の追加などの軽微な小変更から、外観の一部や搭載するエンジンの性能向上などのマイナーチェンジ、そして形や基本構造の全面的な変更などが行われるフルモデルチェンジがあります。 これらの変更を行う理由は、リフレッシュによる商品力の維持や法規制変更への対応、競合する他の車への対抗や新技術の投入など、様々です。 1970年前後には販売競争が過熱し、1年に1回マイナーチェンジをする車種もあったほどです。 1973年のオイルショックで競争が落ち着き、2000年頃まではフルモデルチェンジが4年に1回、マイナーチェンジはその間の2年目に1回、小変更やお買い得モデルをたびたび設定するようになりました。 しかし、2000年以降はフルモデルチェンジが5年間以上に1回とする車種が増え、さらに現在では、多くの車種が不定期になっています。 過去の事例では、例えば三菱「デボネア」の初代モデルは、1963年に登場後1986年まで生産されていました。古臭さを超えて歴史すら感じさせるスタイルに、末期には「走るシーラカンス」とすら言われていました。 また、いすゞは、1966年に流麗なスタイルの「117クーペ」と、ボクシーなセダンの「フローリアン」を発売しました。117クーペは改良されながら1981年まで、フローリアンは1983年まで生産されています。 同社の乗用車の「ジェミニ」も、1974年に登場後、ハイパワーエンジンやディーゼルエンジン車などが人気となり、1987年まで生産されています。 いずれの場合も、メーカーの事情もありますが、古さが個性に変わってファンが付いたり、大手メーカーの車にはない魅力が愛されて、結果として長寿命となったようです。 中には10年以上もフルモデルチェンジしていないモデルもあるようですが、現在販売されているクルマの中では、実際どのようなクルマがあるのでしょうか。ロングライフの国産車を紹介します。