空き巣・強盗に実は狙われているかも?「オートロック、人通りが多いから大丈夫」は危険!泥棒が嫌う4原則で、今日からできる防犯対策
また、家の周囲の環境や建物のスタイルによっても、狙われやすさに違いがあります。 駅や商店街に近い家は人目があるから安心と思いきや、人ごみに紛れやすいため泥棒には好都合。下見をしていても怪しまれません。閑静な住宅地のほうが不審者がウロウロしていると目立つため、敬遠されやすいと言えます。 集合住宅で泥棒に入られる場合、最も多い原因は無施錠。「オートロックだから」と安心して玄関の鍵を開けたままゴミを捨てに行ったり、窓を開けたまま寝てしまったりする気のゆるみは厳禁です。どんなに高い階でも必ず施錠すること。 また、オートロックが開いた隙に一緒に入ってくる「共連れ」や、扉の隙間から定規などを差し込み、センサーを反応させて開けるなど、さまざまな侵入経路が考えられます。 さらに、泥棒が同じ建物の居住者というケースも。「自分だけは大丈夫」と思っている人ほど危険です。 戸建ての場合は、残念ながら集合住宅よりも狙われやすい傾向にあります。それは、開口部が多く侵入しやすいから。また、在宅か否かが把握しやすく、周囲の目が少ない場合が多いという理由も挙げられます。 しかし、勝手に鍵や窓などを換えられない集合住宅と違い、好きに防犯グッズを取りつけられるのは大きなメリット。意識次第で、自宅を《要塞》に仕上げることができるのです。
◆空き巣と強盗それぞれの対策とは ここからは、具体的な犯罪の手口と対策をご説明しましょう。 泥棒の手口として最も多いのは、「空き巣」です。こっそり家に侵入し、できれば住人に遭遇せずに金品を盗んで帰りたいというのが本音ですから、留守中に狙われるケースが多く、5分から10分程度で退散します。 そこで知っておいてほしいのが、「音」「光」「時間」「人の目」の「泥棒が嫌う4原則」です。罪を犯す人間の心理としては、やはり捕まらずに済ませたいもの。その点、「音」や「光」が出ると、周囲に不審者の存在を知らせることができるため、大変有効です。 急に大きな音が鳴ったり、光に照らされたりすれば、逃げ出す犯罪者が大半。窓枠には開けたら音が鳴る「窓アラーム」や「防犯ブザー」、玄関や庭には「人感センサー」をつけるなどの対策をしましょう。 次に「時間」ですが、警察庁が運営する防犯サイト「住まいる防犯110番」によれば、泥棒の約7割は、侵入に5分以上かかると諦めるとのこと。侵入される際の時間を稼ぐため、扉に補助錠などの鍵を増やす、窓には防犯フィルムを貼って、割れにくくするのがよいと思います。 そして最後に、「人の目」です。常に「見られている」「撮られている」と感じさせるのが重要。防犯カメラはダミーでも効果があるので、ぜひ設置してください。 「防犯カメラ作動中」と書かれたステッカーも貼っておくと、防犯意識の高さが伝わり効果的。これら4原則を意識して、防犯グッズを探しましょう。