最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング21~30位。J1~J3全60クラブの上位につけるのは【2023年】
26位:松本山雅FC ホームスタジアム:サンプロアルウィン(収容可能人数:2万336人) 平均入場者数:8181人 サンプロアルウィンをホームスタジアムとする松本山雅FCは、2023シーズンのJ3で1試合平均8181人の観客動員数を記録した。 松本はJ3でダントツの集客力を誇るクラブ。2位・鹿児島ユナイテッドFCの1試合平均が5904人、リーグ全体の平均が3003人であることを考えると、松本はJ3で圧倒的な人気クラブと言えるだろう。 ただ、過去と比較すると、あまり良い状況とは言えない。J1で過ごした2019シーズンは1万7416人という1試合平均だった。2020シーズンからは新型コロナウイルス感染拡大の影響で入場制限があったため除外するとして、2018年はJ2で1試合平均1万3283人を集めている。スタンドがほぼ埋まっていたのはわずか4年前のことで、カテゴリーがかわったとはいえ、近年は急激に減少していることになる。 今季の松本は、J3で開幕から6試合無敗で、まずまずのスタートを切った。第5節・ガイナーレ鳥取戦と第7節・アスルクラロ沼津戦では8000人を超え、第9節・FC大阪戦では10994人がスタジアムを訪れている。 だが、シーズンが進むにつれて順位は下がり、昇格の可能性が低くなると、客足にも影響した様子だ。第31節・AC長野パルセイロ戦で今季最多となる1万2457人が入ったが、これは「信州ダービー」という注目カードだったためだろう。ホームゲーム・ラスト3試合は全て8000人を割っており、ファンの期待に応えられないまま、9位でシーズンを終えた。
25位:モンテディオ山形 ホームスタジアム:NFソフトスタジアム山形(収容可能人数:2万638人) 平均入場者数:8318人 NFソフトスタジアム山形をホームスタジアムとするモンテディオ山形は、2023シーズンのJ2リーグで1試合平均8318人の観客を集めた。クラブにとって、J2で過ごしたシーズンとしては過去最多となっている。 今季の山形は、シーズン序盤に低迷した。第10節から第13節にかけては21位まで順位を落としている。第14節・藤枝MYFC戦では、今季最低の5390人を記録。それでも、その後急激に順位を上げていくと、観客数も増えていき、第23節・ベガルタ仙台戦(1万2533人)、第30節・ジェフユナイテッド千葉戦(1万4618人)、最終節ヴァンフォーレ甲府戦(1万2881人)でそれぞれ動員数が1万人を超えた。 2016シーズンから3年続けて観客動員数の平均が6000人台だった山形。2019シーズンの8289人も十分な成果だったが、そこからさらに数字を伸ばしたことになる。今季はJ2で5位。J1昇格プレーオフでは勝ち上がれなかったが、集客面では一定の成果をあげたと言えそうだ。