最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング21~30位。J1~J3全60クラブの上位につけるのは【2023年】
28位:ヴァンフォーレ甲府 ホームスタジアム:JITリサイクルインクスタジアム(収容可能人数:1万5853人) 平均入場者数:7485人 JITリサイクルインクスタジアムをホームスタジアムとするヴァンフォーレ甲府は、2023シーズンに平均7485人を動員した。コロナ禍による入場制限が始まる前の2019シーズンの平均は8273人で、1試合平均800人弱の減少だ。さらに遡ると、2007年から2017年はJ1でもJ2でも安定して1万人を超えており、近年は減少傾向と言える。 甲府は2019シーズンのJ2で5位になった。今季は8位でシーズンを終えており、J1昇格プレーオフに進出することはできていない。ただ、シーズンのほとんどをトップハーフで過ごし、そのチャンスはあったはず。2019シーズンとの成績の差だけで観客数が減ったとは考えにくそうだ。なお、10月以降に行われたAFCチャンピオンズリーグのグループステージでは、国立競技場で行われたホームゲーム3試合に、いずれも1万1000人以上を動員している。 今季最多観客数は、第7節・清水エスパルス戦の1万1643人。J1昇格プレーオフ出場を争っていたシーズン終盤は、ジュビロ磐田戦とホーム最終戦のロアッソ熊本戦でそれぞれ1万人を超えたが、清水戦の観客数には届かなかった。 2017シーズンのJ1で16位になってJ2に降格した甲府は、2021シーズンにJ2で3位になったものの、翌2022シーズンは18位と低迷した。J1復帰から遠ざかっていることが、観客動員数減少に影響しているのかもしれない。
27位:東京ヴェルディ ホームスタジアム:味の素スタジアム(収容可能人数:4万7851人) 平均入場者数:7982人 16年ぶりのJ1復帰を達成した東京ヴェルディは、観客入場者数でも大きな成果をあげた。新型コロナウイルス流行前の2019シーズンは1試合平均が5371人だったが、今季は7982人に急上昇している。 東京Vの1シーズンの平均観客動員数は、7000人を超えること自体が快挙だ。コロナ禍で入場制限があった時期を除くと、近年は5000人台が続いていた。唯一の例外が2013シーズン(6343人)で、最後に7000人を超えたのは、J1で過ごした2008シーズン(1万4837人)である。 ホームスタジアムの味の素スタジアムに今季最も多くの観客が訪れたのは、第29節・清水エスパルス戦で、1万7802人を動員した。ホームゲーム・ラスト2試合のジェフユナイテッド千葉戦と栃木SC戦はどちらも1万3000人台で、多くのファンの後押しを受けて勝利を収め、3位に入ってJ1昇格プレーオフに進んだ。 この平均観客数にはカウントされていないが、J1昇格プレーオフでは味の素スタジアムで行われた準決勝・千葉戦の観客数は2万5150人。国立競技場での決勝・清水エスパルスには、5万3264人の観客が訪れた。