最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング21~30位。J1~J3全60クラブの上位につけるのは【2023年】
24位:ファジアーノ岡山 ホームスタジアム:シティライトスタジアム(収容可能人数:1万5479人) 平均入場者数:8495人 シティライトスタジアムをホームスタジアムとするファジアーノ岡山は、1試合平均で8495人を動員した。コロナ禍前の2019シーズンの9444人と比較して約1000人の減少であり、不本意な数字だろう。 2022シーズンのJ2で3位になった岡山は、2023年元日にクラブ公式サイトで、「狙うは、ただひとつ。J2の頂へ」と、新年のあいさつを記していた。開幕戦でジュビロ磐田とのアウェイゲームに3-2で勝って好発進すると、ホーム開幕戦となった第2節・清水エスパルス戦で1万5695人の観客が入り、J1昇格への期待の大きさがうかがえるスタートとなっている。 しかし、順位も観客数もここがピークで、その後は中位に落ち着いた。観客動員は1万人超えが6回あったものの、開幕戦を超えることはなく、10位でシーズンを終えている。 2009年からJ2で戦い続けている岡山。昨季の好成績で高まった期待を長く維持することができなかったのかもしれない。
23位:ジェフユナイテッド千葉 ホームスタジアム:フクダ電子アリーナ(収容可能人数:1万9470人) 平均入場者数:8523人 フクダ電子アリーナをホームスタジアムとするジェフユナイテッド千葉は、2023シーズンのJ2を6位で終えた。1試合平均入場者数は、J2で5位の8523人だ。 今季の千葉は、敵地での開幕戦でV・ファーレン長崎に勝利したものの、その後は第9節まで勝てず、一時は降格圏の21位まで順位を落とした。この時期は観客もあまり入らず、第6節・ファジアーノ岡山戦では今季最低の5317人という動員数。続く徳島ヴォルティス戦も5475人と振るわなかった。 第10節で久々に白星を手にしたあとは少しずつ順位を上げ、シーズン終盤に昇格プレーオフ出場が狙える順位になると、ファンの応援にも熱が入った様子だ。第36節・ベガルタ仙台戦で今季初の1万人超(1万3686人)を達成すると、その後の4試合は全て1万人超。最終節の長崎戦で今季最多の1万5201人がスタジアムを訪れている。それでも、1万人を割る時期が長すぎたため、平均入場者数で十分に巻き返したとは言いにくい。 新型コロナウイルスの影響による入場制限があった2020~22シーズンを除くと、千葉にとって1試合平均が9000人を割るシーズンは2002年以来。本拠地がフクダ電子アリーナになった2005年以降では初のことで、集客という意味で千葉にとっては厳しいシーズンだった。