米住宅ローン金利が大幅低下、2年ぶり低水準-FOMCの利下げ期待
(ブルームバーグ): 米住宅ローン金利は先週、大幅に低下し、2022年9月以来の低水準となった。ローン申請や借り換えの動きが活発になっている。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が18日に利下げを発表するとの見方が広がっている。
全米抵当貸付銀行協会(MBA)の18日発表によると、30年物固定住宅ローンの契約金利は13日終了週に14ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し6.15%。金利低下は7週連続となった。
15年物固定住宅ローンの契約金利は平均で29bp低下の5.42%と、こちらも約2年ぶり低水準。変動型住宅ローンの金利は5.66%に下げた。
住宅ローン金利は米国債利回りと連動している。FOMCによる利下げが見込まれる中、米10年債利回りは23年半ば以来の低水準付近で推移している。
ローン金利低下を受け、住宅購入に向けた住宅ローン申請指数は5.4%上昇し、3カ月ぶり高水準。借り換えの指数は24%余り急伸し、22年4月以来の高水準となった。
原題:US Mortgage Rates Drop to Two-Year Low Ahead of Fed Rate Cut(抜粋)
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Vince Golle