今季の買いは「iPad mini(A17 Pro)」か? チェックしておきたい3つのポイント|iPad Hacks
2. 最小容量が128GBにUPしてる
従来モデルの「iPad mini(第6世代)」は、2024年夏にあった値上げで64GBモデルで8万4800円~という価格で展開されていました。この頃、「miniなのにずいぶん高くなったなぁ…」と思ったのはきっと筆者だけではないはず。 一方、新しい「iPad mini(A17 Pro)」の端末価格は、先述の通り、最小構成で7万8800円まで下がりました。しかも、最小構成のストレージも128GBモデルになっているではありませんか。 もし「iPad miniが欲しいな」と思っていた人ならば、今季は価格的なメリットが大きいタイミングだと言えそうです。 ちなみに、上位構成では512GBモデル(13万800円~)も選べるようになったので、「iPadで数十秒のショート動画を編集したい」なんて思っている人でも、iPad miniで十分対応できちゃいそうですね。
3. キーボード類を使いたい場合にはちょっとだけ注意
iPad miniの弱点を挙げるとすれば、端末がコンパクトであるゆえに、カチッとハマるキーボードアクセサリがないこと。 そんな理由もあってか、iPad miniシリーズには、ほかのモデルが備えている「Smart Connector」というキーボードアクセサリの端子がありません。この仕様に対応したキーボードは、充電・ペアリング不要でサッと使えるという強みがあるのですが、iPad miniでは諦めましょう。 一方で、ワイヤレスキーボードなどは問題なく使えますし、USB Type-C接続のキーボードなどを使えます。キーボード自体が使えないわけではないので、特段心配する必要はありません。 ちなみに、従来からiPadシリーズをお使いの方が、iPad mini(A17 Pro)の購入を検討する際に注意したいのは、どちらかというとペンについてです。新モデルでは「Apple Pencil(第2世代)」の互換性がなくなっており、「Apple Pencil Pro」(2万1800円)や、「Apple Pencil(USB-C)」(1万3800円)が必要になります。この点は把握しておきましょう。 外観の目新しさは感じないiPad mini(A17 Pro)ですが、上述してきたように、中身の進化にはお得感があります。8万円弱という価格もApple製品としては手頃な部類ですので、ホリデーシーズンの自分へのご褒美や、ひょっとしたら家族へのとっておきのプレゼント候補などにもなるかもですね。
<文/井上 晃>