イスラエル軍、NGO職員を殺害 「ハマス奇襲に参加」と主張
【カイロ時事】イスラエル軍は30日、パレスチナ自治区ガザで車両を空爆し、食料支援を実施する国際NGO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」の現地職員を殺害したと発表した。 昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲に同職員が参加していたと主張した。 パレスチナ通信によると、ガザ南部ハンユニスへの空爆でWCKの職員3人を含む5人が死亡した。WCKは声明で「ハマスの攻撃との関係が疑われるいかなる個人の情報も持ち合わせていない」と強調。ガザでの活動停止を発表した。 イスラエル軍は4月にもWCKの車列を空爆し、外国人職員ら7人が死亡。イスラエル軍は後に、誤爆を認めた。