「服装が変」メーガン妃を本当はエリザベス女王はどう思っていたのか?
<結婚式の準備の中でメーガン妃の姿勢に不安を覚えた女王だったが...>
ヘンリー王子とメーガン妃が2020年にイギリス王室を離れ、カリフォルニアの高級住宅街モンテシトに住居を構えて、もうすぐ5年になる。直近では夫妻が「仕事を分けている」との報道もあるが、エリザベス女王とメーガン妃の関係についても最近報道があった。 【拡大写真】女王もびっくりメーガン妃の「純白すぎる」ウェディングドレス イギリス人の王室ジャーナリストであるリチャード・エデン氏がメーガン妃と女王の初めての対面について「女王は、ヘンリー王子とメーガン妃を両手を広げて歓迎した」と「デイリー・メール」紙で語ったことが話題になっている。 エデン氏によるとメーガン妃が「王室に新しい風を吹き込む大きな力になる」と女王は信じていたという。 さらにヘンリー王子の決定にも理解を示し、メーガン妃が王室に早く適応できるように結婚式の2カ月前に行なわれた「コモンウェルス礼拝」にも婚約者として招待している。これは女王がメーガン妃を認めた明らかなサインであったとエデン氏は指摘する。 しかし、「女王は、メーガン妃の行動や態度を心配していた」と語るように、結婚式の準備が進む中で女王の懸念が高まっていく。 まずは再婚にもかかわらず純白すぎるウェディングドレスを選択したこと、そして伝統的な王室のプロトコルに十分な敬意が払われていない服装も気にしていたという。 そして結婚式の準備の中で、シニアドレッサーをつとめていた女王の側近アンジェラ・ケリーと衝突。その背景にはメーガン妃が求めたティアラの着用が許されなかったことへの不満と態度があると言われている。 それでも女王はヘンリー王子とメーガン妃を支えようと努めていた。しかし、「悲劇のプリンセス」のシナリオに憑りつかれたメーガン妃は自分の不満のタネを積極的に探し出していくことで、ヘンリー王子が元から抱いていた王室への長年の苦悩を煽る結果となったのだ。 それでもなお「早く王室の一員になってほしい」と、メーガン妃を一貫して高く評価していたという女王。 ヘンリー王子は今、王室復帰を希望しているとも言われるが、メーガン妃はイギリス王室の「ブランドと特権」にはあずかっても、戻ることは考えていない模様。それは映像制作やライフスタイルブランドの立ち上げなど、新たなビジネス進出からもうかがい知れる。 女王の願いも虚しく、夫妻とイギリス王室の微妙な関係は今も続いているのだ。
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部