阪神ドラ1佐藤が示す「対応力」という名のプロ成功条件
ただ弱点も見える。 右足の踏み込みが甘い。カウント2-1から渡辺のインサイドのストレートにまったくタイミングが合わず空振りした。高代氏は、「あそこがウイークポイント。課題はありますが、今は、このまま手をつけず見ておくことでしょう。首脳陣も、壁にぶつかったときに、どう対応するかも見てみたいのではないですか。パワーも含めて使えば公式戦に入っても結果を出せる選手です」と指摘した。 この日は、大山が腰背部の張りで欠場したこともあり、近大時代の定位置だった三塁を守った。 守備機会は一度だけだったが、そこでミスを犯した。6回二死一塁で和田の放ったボテボテのゴロをセカンドへ送ってオールセーフにしてしまうフィルダースチョイスである。走者はスタートを切っており、どれだけスピーディーに処理しても間に合わないタイミングだった。 「二死でもあり、あそこは一塁送球がセオリー。ゴロも勢いがなかったし、取った瞬間に走者を見て判断する必要があった。ただ動きは柔らかいし、スローイングは内野手向き。経験を積んでいけば、今のままで守備は十分に通用すると思う」と高代氏。 佐藤は明日18日の横浜DeNAとの練習試合でも三塁で起用される方向だ。