生成AIで「架電数60%増、大幅コストカット」 マネフォの営業・マーケに迫る
Q:今後の目標や展望
マーケ、インサイドセールス、フィールドセールスの具体的施策については、まだ一部の部署の利用ですが、すでに効果が出ているので、早期にグループ全社への展開を図ります。 また、商談中のAIアシスト機能も充実させる予定です。当社は扱うプロダクトが多岐にわたるため、1人の営業担当者が全てのプロダクトを提案するにはハードルがあります。そこをAIが支援できるかどうかは、かなり伸びしろのあるテーマだと思います。 そして、集積された商談データを集合知化することで、プロダクト開発やユーザーへのサポートの充実、新入社員の研修など、営業の領域を超えて発展させていく予定です。 こういった取り組みを通じて、顧客にとってのUXの最大化にもつなげていきます。困ったときの窓口担当が統一されていたり、サポートのスピードが速く正確だったり、使いたいときにすぐ使いはじめられたり、顧客にもっとファンになってもらえるような体験を提供していきたいと思います。 そして、当社のValuesの一つでもある「User Focus」を実践できるよう、営業担当一人一人が顧客に向き合う時間を最大化していきたいです。それにより、営業担当自身も、自分の介在価値の重要性を認識でき、より生き生きと働けるようになるのではと思います。AI活用による業務効率化はゴールではなく、その先に、顧客のUX向上や、営業担当者自身の満足度向上をはかれる、グッドサイクルの構築をしていきたいと思います。
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