上司の愛車は「右ハンドル」のベンツ。同じ型の「左ハンドル」より値段は安いのでしょうか?
※筆者作成 S500においては、右ハンドルが25万円ほど高く販売されています。走行距離の差は約1200キロあるため、この差が価格に現れているのかもしれません。とはいえ「右ハンドルの方が高い、安い」といえるほど、大きな価格差ではありません。 S400については、約185万円の価格差が出ました。走行距離差は700数十キロしかありません。こちらのモデルの中古車市場については、右ハンドル車の方がいくぶん安い可能性があります。 ただし中古車の場合、付けたオプションや車のコンディションに価格が左右されることが考えられるため、一概に「右ハンドルが安い」とは言い切れないでしょう。
今後は左ハンドル車が高くなる?
左側走行の日本においては、左ハンドルよりも右ハンドルを好むドライバーが一定数存在すると考えられます。実際、ベンツ公式ページのラインアップで右ハンドル設定が多いことが分かりました。 この点を踏まえると、今後は国内の中古市場に右ハンドルの台数が多くなり、左ハンドルがいずれ希少化するかもしれません。そうなると流通の少なさから左ハンドルベンツの査定額が高くなる可能性があります。
右ハンドルは左ハンドルには価格差がさほどない
現行モデルのベンツには右ハンドル車の設定が多く、そもそも比較対象の左ハンドル設定がないケースもあるため、左右どちらが高いのか一概に判断できません。 両ハンドルの設定がある場合でも、新車価格に差はありませんでした。また中古車においては、個体差があるため単純比較は不可能です。 このように現状はどちらが高い、安いとはいえません。しかし流通量の観点から、今後は左ハンドルの方が希少価値が上がる可能性はあります。 出典 メルセデス・ベンツ日本合同会社 見積シミュレーション 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部