「リンクオリジナルメーカーズ」がニューヨークに直営店オープン 初の海外出店で世界進出へ加速
実店舗、EC、卸売の3つを軸に攻勢をかける
同社の中村祐哉社長兼最高経営責任者(CEO)は、「まずはわれわれのブランドを知ってもらうことが重要。直営店、Eコマース、卸売を同時にスタートし、日本で築いてきたブランド価値を落とすことなく認知度を高めていく。世界の中心であるニューヨークで勝負し、手応えを感じればいずれは欧米にも進出していきたい」とコメント。日本で成功している美容室への卸業も視野に入れ、3年で売上高100万ドル(約1億5000万円)を目指すという。
世田谷で生まれた「リンクオリジナルメーカーズ」
「リンクオリジナルメーカーズ」は、2016年に東京・世田谷で創業した国産コスメブランドだ。ユニセックスのヘアケア、ボディーケア、フレグランス、ホームフレグランス商品を展開し、“末長く愛される必需品”をコンセプトに、“100年前のヨーロッパにある昔ながらの調剤薬局”という架空の設定を表現した情緒あるレトロなロゴやラベルが特徴。17年に“ヘアバーム”と“ヘアオイル”をサロン専売で販売開始後、“アロマキャンドル”や“ブレンデッドディフューザー”などがブランドのシグネチャーアイテムに成長した。また19年に“オードパルファン”を発売すると、“ヘアバーム” と共通のアロマである“No. 997”のセンシュアルで独創的な香りが話題を呼んだ。ニューヨーク店は今年オープンした伊勢丹新宿メンズ館、大阪・堀江店に続く6店舗目。今月下旬には7店舗目となる二子玉川店オープンを予定しており、勢いをますます加速させている。