UCCが家庭でのアイスコーヒーの淹れ方を紹介、実態調査では“ホットよりアイス”が約4割まで上昇
UCC上島珈琲は、レギュラーコーヒーのアイスコーヒーが市場に定着してきたことから、同社家庭用製品をつかったアイスコーヒーの作り方と楽しみ方の伝達に取り組んでいる。同社は5月22日に「本格アイスコーヒーの淹れ方&試飲会」を都内で開催し、水出しと急冷のおいしい作り方のコツを紹介した。 レギュラーコーヒー市場は、2019年から2023年までの5年間で年平均成長率6.6%の伸長を続けており、特にアイス市場はコロナ禍で大きく伸長したという。そこでアイスコーヒーの飲用実態調査をUCCが行ったところ、「ホットコーヒーよりアイスコーヒーを飲むことが多い」と答えた人が約4割、20代にいたっては過半数がアイスコーヒーの方が飲む機会が多いと答えたとする(調査期間:4月26日~5月1日、20-60代の男女600名、インターネット調査)。 このようにアイスコーヒーの需要が高まっている状況だが、自宅で作る人は少ない状況だ。同社マーケティング本部の田路将規氏は、「実態調査によれば、ホットを自分で淹れる人は約6割に対し、アイスは半分のわずか約3割にとどまった」とする。アイスコーヒーを自分で淹れない理由としては、1位が“面倒に感じる”(47.5%)、2位が“淹れ方がわからない”(34.8%)だったという。田路氏は、「やはりホットコーヒーではなくアイスコーヒーを淹れるとなると、急にハードルが高くなると感じる方が多くいらっしゃるようだ」と話した。 そこで、UCCは家庭でも簡単においしいアイスコーヒーを淹れられることを発信するため、「淹れ方&試飲会」を実施し、UCCコーヒーアカデミーの村田果穂講師が淹れ方のポイントを紹介した。 アイスコーヒーの作り方には、「水出し」と「急冷」があり、「水出し」はコーヒー本来の甘さとやわらかい口当たり、「急冷」は豊かな香りとクリアな味わいが特徴という。試飲会では、「ゴールドスペシャル」のコーヒーバッグ水出しアイスコーヒー(4P)と、アイスコーヒー(SAP280g)を使用して紹介された。
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