実家への帰省で「滞在中の費用」は渡すべき?渡す派・渡さない派、それぞれの理由も調査
お盆やお正月などは、実家や義実家に泊まりで帰省するという人も多いでしょう。その際、気になるのは「滞在費」かもしれませんね。光熱費や食費などの価格が上がっていることもありますが、いくら実家とはいえお世話になるならお金を支払うことを考えてしまう場合も。 【グラフで結果を見る】家族で実家(義実家)に宿泊する際、親にお金を渡すことはある人はどのくらい? そこで今回『kufura』では、20代~50代の既婚男女242人にアンケート調査を実施。「実家への帰省の際、親に滞在中の費用などを渡すかどうか」について聞きました。
家族で実家に宿泊する人のうち、お金を渡したことがあるのは「約4人に1人」
実家や義実家に泊まりで帰省するとき、滞在費用としてお金を渡したことがある人は、どのくらいいるのでしょうか。 【家族(複数人)で、実家ないし義実家に宿泊を伴う滞在をする際、親に滞在中の費用などとしてお金を渡すことはありますか?】 このような質問をしたところ、以下のような回答になりました。 家族で実家に、宿泊を伴う滞在をすることがない・・・46.3%(112人) 滞在することがあるが、お金を渡したことはない・・・41.3%(100人) 滞在することがあり、お金を渡したことがある・・・12.4%(30人) アンケート回答者のうち、宿泊を伴う滞在をする人は130人。そのうち23.1%にあたる30人が「お金を渡したことがある」と回答しています。約4分の1と少数派ではあるものの、一定数、渡している人はいることがわかりました。
「お金を渡したことがある」という人の理由は?金額は?
ここからは、回答の詳細を見ていきましょう。 実家や義実家にお金を渡すのには、それぞれに何らかの思いがあるはず。また、具体的にどのくらいの金額なのかも気になるところですね。()内にそれぞれの滞在期間と金額も記載していますので、あわせて参考にしてください。 ♦️実家や義実家への経済的負担を減らしたい! 「実家も経済的に厳しいため、少しでも足しになればと思う」(53歳男性/技術職/1回の帰省で1万円/大人2人・子ども1人) 「両親が年金生活なので、負担をかけたくないと思って」(42歳女性/主婦/1週間で1万円/大人1人・子ども2人) 「親も高齢になって働けずにいてお金のやりくりが大変なので」(59歳男性/その他/2日で3万円/大人1人) 実家や義実家の両親が高齢になると、年金だけでの生活になることもありますね。ここ数年の物価上昇もあり、家計のやりくりにも苦労されているのかもしれません。親の経済的な負担を減らしたいとの思いがあり、帰省した時にはお金を渡していることがわかります。 ♦️お金を渡した方が気持ちが楽に 「飲食分として。気兼ねなく楽しく食事ができます」(55歳女性/主婦/2日で5,000円/大人3人) 「お金を渡した方が、お互いに気持ちよく過ごせるから」(53歳女性/出版・マスコミ関係/4日で5,000円/大人2人・子ども3人) 「気持ちとして少額ではあるが渡したい」(54歳男性/公務員/3日で1万円/大人2人・子ども1人) いくら実の親とはいえ、結婚をして別世帯になった以上、ただでお世話になるのは気が引けてしまうものでしょう。親への遠慮が出てしまい、何だかギクシャクしてしまうこともあるかもしれませんね。 でもお金を渡すことで、その遠慮や気兼ねがなくなる場合も。お互いにすっきりとした気持ちで数日を過ごすためにも、お金のやり取りをすることがあるそうです。